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診察日 月曜日~金曜日
受付時間 午前8時~午前11時
診療時間 午前9時~
休診日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

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患者さんの権利・患者さんへのお願い

患者さんの権利

  • 個人としての人格や意思が尊重され、誰しもが安全で質の高い医療を平等に受ける権利があります。
  • 自分の病気や治療に関して、理解できるまで十分な説明を受けたり、また診療録等に記録された自己の診療内容について情報提供を求めたりする権利があります。
  • 自ら受ける治療等に関し、自らも意見を表明し、その意思に基づいて治療方針等を選択する権利があります。
  • 医療に関する個人情報やプライバシーは厳正に保護されます。
  • 医療機関を自由に選択する権利及び他の医療機関の医師の意見(セカンド・オピニオン)を求める権利があります。

患者さんへのお願い

  1. 適切な治療を行うために、ご自身の健康状態や過去の治療内容等について医師や医療従事者に正確にお伝えください。
  2. 医療に関する説明を聞き、十分理解し納得した上で検査や治療を受けてください。理解できない場合は、納得できるまでお尋ねください。
  3. 病院の規則や治療上必要な指示・助言はお守りください。
    他の患者さんも気持ちよく治療が受けられるよう、他の患者さんの権利も尊重し、迷惑となるような行為は行わないでください。
  4. 医療費の自己負担分は、必ずお支払いください。
  5. 当院は、教育機関である大学病院であることから教育実習を行っています。
    未来を担う医療人を育成するため、ご理解とご協力をお願いします。
  6. 当院は大学病院として多くの重症な患者さんを治療していく使命を負っています。
    このため、病状が安定された等の場合に、他の医療機関へご紹介することとしておりますので、ご理解をお願いします。


奈良県立医科大学附属病院こども憲章

奈良県立医科大学附属病院では、こどもの患者さん自身の権利が守られ、安心して医療が受けられるよう支援します。

こどものみなさんへ



【解説】大人の皆さんへ

奈良県立医科大学附属病院は、病気や障がいがあっても、すべてのこどもが、その子らしく健やかに成長ができ、将来にわたって幸福な生活を送れるよう支援します。

  1. 人として大切にされ、あなたらしく生きる権利をもっています。
    病気や障がいの有無にかかわらず、すべてのこどもを一人の人として尊重し、こどもが持つ権利を重んじ、どんな時でもこどもができる限り幸福でいられるように考えます。

  2. あなたにとって1番良い治療やケアをいつも考えてもらうことができます。
    こどもに関係することを決めるときには、こどもに関わる大人で話し合い、常にこどもにとって最善の利益を考えます。

  3. 安心・安全な環境で、できるだけ不安がなく怖くないやり方で治療やケアが受けられます。
    いつでもその子らしくいられるように、医療を行う方法、場所、時間などに最大限の配慮をし、こどもが安心できる環境を整えた上で適切に治療やケアを行います。

  4. 病院では、家族や大切な人と、できるだけいっしょにいることができます。
    こどもが安心して医療を受けることができるように、こどもが希望すれば、そのこどもの親、またはそれに代わる人(その子の心の安全のために最も重要な大人や大事な人たち)と一緒に過ごせるように配慮します。

  5. あなたの気持ち・希望・意見を伝えることができ、できるだけ希望どおりになるように努力してもらえます。
    治療・ケアの方針を決めるときには、こどもが表明した気持ちや意見を一番大事なものとして考え、できるだけこどもの気持ち・希望・意見のとおりにできるように努力します。また、こどもが自分の言葉で気持ちや意見を表しにくい場合、こどもの表情、からだの動き、食事の時の様子など、言葉にならないメッセージやサインをこどもの気持ちや意見の表明として受け止めるように努力します。

  6. あなたの病気や治療について知たいことや、あなたの希望どおりにならないことがあれば、あなたにとって分かりやすいことばや方法で説明してもらうことができます。
    こどもが病気や治療について自分なりの考えを持つことができる存在であることを認め、こどもが知りたいと思うことについて、こどもの年齢や発達段階に応じてできるだけわかりやすく情報提供し、こどもが気持ちや意見を表明しやすいように配慮します。また、こどもが説明や結果に納得できなかったり、理解できなかったりしたときは、こどもの意思や意見を聞き、話し合う機会を作るなど、こどもの意思表明支援のプロセスを守れるよう努力します。

  7. 病気や障がいを理由に、こころやからだを傷つけられることから守られます。
    年齢や病気、障がいを理由に差別することなく、こどもが公平に医療を受けることができるようにします。また、採血などの痛みや苦痛を伴う検査や処置、からだに接触を伴う診察など、こどものこころやからだを傷つける可能性のある医療行為について、こどもの発達段階に応じた方法でできる限り説明を行います。

  8. あなたのからだや病気のこと、知られたくない秘密は、あなたの知らないところで誰かに伝わらないように守られます。
    常に、こどものプライバシーに配慮します。また、こどもの病気や治療、「誰にも言わないで」と言われた内容について、情報を共有することが必要になった場合、こどもの状況に応じてその理由を説明し、共有の可否についてこどもに確認します。

  9. 病気のときも、遊んだり勉強したり、あなたらしく生活することができます。
    こどもの病気や障がいの有無などに関わらず、遊びや学びの場所や機会、適切なレクリエーションや適度な休憩など、こどもの年齢や状況にあわせた生活を保障します。

  10. 専門的なスタッフから、治療やケアを受けることができます。
    こどもの治療やケアを行う上で必要な専門的な訓練を受け、こどものこころやからだ、そして成長発達を支えていく最高水準の技術を身につけられるよう、医療機関のスタッフは自己研鑽に努めます。

  11. 今だけでなく、これからもずっと治療やケアを受け、たくさんのおとなに支えてもらうことができます。
    こどもの病気や障がいについて理解し、こどもの人生がよりよいものになるよう、継続した必要な医療やその他の支援が受けられるように努めます。


【参考】
日本ユニセフ協会「子どもの権利条約」
公益社団法人日本小児科学会「医療における子ども憲章」