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更新日:2015年3月19日

ラジオアイソトープ(RI)実験施設

高感度測定に優れる15種類の放射能や化学発光、リアルタイム画像化や三次元化画像化に優れる蛍光などを測定する多様な高機能機器に加え、細胞培養の設備などが整備されています。これらを駆使して難病患者の分子病態の解明や治療法の開発を行い高度先進医療基盤の裾野を広げます。

 

 

 ラジオアイソトープ(RI)実験施設は、放射線障害防止法に基づくRIを利用した医学研究を推進する学内共同実験施設です。高機能測定機器や細胞培養設備などが整備され、RIに加え、蛍光や化学発光を利用した研究も可能です。IDカードによる入退室システムの導入など、研究者に安全・便利・充実の研究環境を提供し、難治性疾患の原因および治療法などを探求する研究を支援しています。(施設の利用については、施設の概要と利用をご覧ください。)
RI実験施設では「DNA修復の発がんおよび神経障害に対する防御機構」の研究に取り組んでいます。遺伝情報を担うDNAは無傷であるべきですが、実際は活性酸素、紫外線、放射線、化学物質などの内的・外的要因により日常的に傷つけられています。ヒト細胞は病気の発生を防止するため、こうしたDNAの傷(DNA損傷)を様々なDNA修復機構を駆使して治しています。その中で私達はヌクレオチド除去修復(NER、図1)機構に注目しています。NERは、紫外線が誘発するピリミジン二量体や化学物質によるDNA結合体(DNA付加体)など、二重鎖DNA構造を大きく歪ませる性質をもつDNA損傷一般の修復に働く重要な修復機構です。そのNERを欠損する代表的遺伝病として色素性乾皮症(XP、図2)が知られています。8種類の相補性群(病因遺伝子)が存在し、その中で最も症状の重いA群(XP-A)は日本人に最も多く観察されます。XP-A患者は太陽露光部において極めて高頻度に皮膚がんを発症します。加えて、正常に発達した神経細胞の変性に基づく運動失調や知能低下など、進行性の神経障害を発症します。前者は太陽紫外線が誘発するピリミジン二量体型 DNA損傷が関係することが知られています。一方、後者については原因損傷として酸化的DNA損傷サイクロプリンが候補に挙がっていますが、検出技術が普及していないため研究が停滞しています。私達は、サイクロプリン特異的モノクローナル抗体の作製に世界で初めて成功し、この独創的技術を利用して、XP-A患者の神経障害発症機構の研究を進めています。

 

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教室員紹介

研究教授 :森  俊雄
 0744-22-3051(内線2349)
 0744-29-2534(Faxおよび直通電話)
 tmori(@マーク)naramed-u.ac.jp
研究助教 :岩本 顕聡(内線2549)
大学院生 :西村 和樹(内線2549)
秘書 :木村 純子(内線2549)

(〒634-8521 橿原市四条町840番地 奈良県立医科大学RI実験施設)

施設概要と利用

施設概要と利用

研究内容

研究内容

研究業績

研究業績(PDF:201KB)

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