前期研修医の先生へ

医師・医学生の方へ
To Doctors & Medical Students

HOME > 医師・医学生の方へ > 前期研修医の先生へ

前期研修医の先生へ

皆さんは「循環器内科」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?
「心電図が難しい」「緊急の対応が多く不安」「覚えることが多く大変そう」などあると思います。

しかし、実際に研修してくれた先生からは、「勉強になった」「もう一度研修したい」「指導医は熱心で優しかった」などポジティブな意見が多いです。

研修風景1
当科主催のハンズオンセミナーでカテーテルの体験をしてもらっています

研修中は患者さんの主治医となり、心電図やレントゲンなどの所見の読み方、薬物治療や検査を含めた各疾患に対するアプローチの仕方に対する指導があります。さらに虚血性心疾患や不整脈に対するカテーテル検査・治療にも一緒に入って頂きます。また基本的な身体所見の取り方や現病歴の書き方の指導だけでなく、週に1回は各分野の専門医による講義もあり、ハイレベルな内容を学ぶことができます。

CCUでは重症患者さんの管理を行うに当たり、様々な手技を経験できる上、循環動態を含めた全身管理の仕方を学ぶことができます。心肺停止状態で搬送された患者さんが、治療により劇的に病状が改善する姿を見てともに喜び、やりがいを感じることができます。


研修風景2
研修医の先生と心エコーの練習

2018年度から新内科専門医制度が開始になり、内科専門医としての経験症例として、初期研修中の80症例までを登録することができます。そのため、なるべく幅広い疾患を経験してもらえるように担当症例を決めております。

高齢化社会になり循環器関連の患者さんは驚くほど増加しています。すでに75歳以上においては心臓病と脳卒中を合わせたいわゆる循環器系疾病は死亡原因の第1位になっており、2025年には65歳以上の新規心不全発症例は、およそ37万人とも言われています。


こんな時代だからこそ循環器の基礎を勉強し、循環器疾患に対する過度な恐怖心をなくして欲しいと思います。将来どの専門科に興味があるかは関係なく、循環器疾患を学びたい研修医の皆さんは、是非とも循環器内科で研修し、一緒に勉強して共に成長しましょう!

研修医の先生の誕生日会
楽しく仕事をしています!(研修医の先生の誕生日会)