早期癌治療・乳癌治療・がん手術・新生児手術と難治性炎症性腸疾患の治療など高度医療の取り組み

 

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乳がんに気をつけましょう
【乳がんについて】
乳がんは乳房の中の「乳腺」という組織から発生します。乳腺は年齢や月経周期によって変化していきます。変化していく中で乳がんが発生する人もいますが、定期的な「自己検診」を行い、「乳がん検診」を受ける事で早期発見が可能です。

自己検診とは?→自分で見て触っておこなう検診の事です。毎月おこなって、しこりが無いか、新しいしこりが出来ていないかチェックするためにおこないます。
乳がん検診とは?→市町村の補助を受けておこなわれる「住民検診」、職場の補助を受けておこなわれる「職域検診」、自分で費用をすべて負担しておこなわれる「人間ドッグ」などに分けられます。住民検診では40歳以上でマンモグラフィを併用した検診をおこなう事が厚生労働省から推奨されています。

自己検診でしこりを見つけた人、乳がん検診で要精密検査と判断された人(精密検査が必要と判断された人)は必ず精密検査を受けましょう。

当院は現在、何も症状がない人の「乳がん検診」はおこなっておりません。当院は「乳がん精密検査および治療」を担当しております。今現在しこりがある人や要精密検査と判断された人は直接来院していただいてもかまいませんが、すでに診察予約のある人の合間の診察となりますので、診察までに待ち時間が発生いたします。ご了承下さい。
【術後リンパ浮腫】
リンパ浮腫とは、手術(腋窩郭清)、放射線治療などでリンパ管がダメージを受けて途絶し、リンパ液の流れが停滞し、リンパ液(たんぱく質に富んだ体液)が細胞の間にたまって、むくみが出た状態です。
リンパ浮腫は腋窩郭清を受けた人の20‐30%程度におこります。術後早期(3ヶ月程度)におこるリンパ浮腫は自然に回復する事もあります。蜂窩織炎などの感染症を契機に、術後10年以上たってからリンパ浮腫が起こることもあります。
全国的にリンパ浮腫に対する治療は今まで放置されていました。しかし、近年、リンパ浮腫に対する予防、治療に注目が集まり、診療ガイドラインも作成されました。
当院でも今まではリンパ浮腫に対して積極的に取り組めてはいませんでしたが、近日中にリンパ浮腫に対するプログラムが開始予定です。一緒にリンパ浮腫との上手な付き合い方を学びましょう。
【乳がんが再発したら・・・】
どんなに治療に手を尽くしてもある一定の割合でがんは再発してしまいます。しかし乳がんは抗癌剤がよく効き、また、いろいろな種類の治療薬が開発されています。体調を維持しながら根気よく治療を続けていく事が大切です。
再発に伴って痛みが出る事もありますが、外科だけで対応できない痛みに対しては積極的に緩和ケアチームと連絡を取りながら治療にあたっています。
【セカンドオピニオンについて】
他の病院で乳がんと診断され、当院での意見を聞いてみたい方のセカンドオピニオンも受け付けています。窓口は地域医療連携室になっておりますのでお問い合わせ下さい。現在の主治医からの紹介状と資料を用意して受診されることを原則としています。
【当院で治療を希望される患者様へ】
当院は乳がんの精密検査および治療を担当しております。
検診で要精密検査と判断されたり、自己検診でしこりを感じたり、他の病院で乳がんと診断されたりして、当院での精密検査や治療をご希望される場合はまずは当院消化器・一般、小児外科外来までお問い合わせ下さい(電話は午前中、大変込み合いますので午後にお問い合わせいただくことをお勧めします)。紹介状の無い患者様の当日受診も原則お断りはしておりませんが、予約患者様の合間の診療となりますので待ち時間が多く発生いたします。ご了承下さい。
【乳がんに興味のある医学生、研修医の方へ】
近年の乳がんに対する世間の注目はますます高まってきています。しかし、全国的にまだまだ乳腺専門医は不足しており、奈良県でも常に乳腺専門医が不足している状態です。当院の研修では乳腺の外科治療のみならず、薬物治療、放射線治療、緩和ケアなどの幅広い知識を得る事ができます。また、手術件数の多い施設への短期、あるいは長期留学も可能です。本人の希望に沿った研修をアレンジする事も可能です。
奈良県立医科大学出身の医学生はもちろんのこと、他大学出身の医学生でも将来奈良県で乳腺専門医として働いてみたいと思う人の見学、相談を随時受け付け中です。メールなどでお問い合わせ下さい。