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診療内容

3. 肝疾患

診療内容

肝臓の働きは、
1. 栄養分の貯蔵
2. 胆汁の産生
3. 脂肪、糖、ビタミン、蛋白の代謝
4. 不要になったホルモンの破壊
5. 有害物質の解毒
6. 薬物の代謝
など多様であり、人間が生きていく上で不可欠な臓器です。肝臓が働かなくなるとこれらの機能がおとろえ、最終的に 「肝不全」という状態になります。
肝機能障害をきたす原因はウイルス性、アルコール性、自己免疫性、薬剤性、糖尿病、肥満、代謝性など多岐にわたり、その病態も発症時期、過程により急性肝炎・肝不全、慢性肝炎、肝線維化・肝硬変、さらに肝細胞癌の発がんなど様々です。近年、肝線維化・肝硬変の診断、ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス療法、肝細胞がんに対する低侵襲性治療、集学的治療など本領域における診断・治療法の進歩はめざましいですが、私たちは患者さんの年齢、自然経過、効果、副作用を十分に考慮したうえで適切な治療を提供できるよう心がけています。

対象疾患

1. 劇症肝炎、急性肝不全
2. ウイルス性肝炎(HAV, HBV, HCV他)
3. 自己免疫性肝炎(AIH)、原発性胆汁性肝硬変(PBC)、原発性硬化性胆管炎(PSC)などの自己免疫疾患
4. アルコール性肝障害
5. 非アルコール性脂肪性肝疾患
6. 肝線維化・肝硬変
7. 肝細胞癌、転移性肝癌など

主な診療内容

エコー下経皮的肝生検、経口抗ウイルス薬導入、インターフェロン導入、
肝動脈塞栓化学療法および肝動注療法、経皮的ラジオ波焼灼療法、
経皮的エタノール注入療法など

4. 胆・膵疾患

診療内容

消化器内科(胆・膵班)では胆道系疾患、膵疾患を対象とした診療をしております。胆嚢や膵臓の病気は症状が出にくいことから、病状が進み、重症化してから発見される傾向があります。また、内視鏡で直接観察のできない臓器であり、体の奥にあることからその診断、治療には高い技術を要し、かつ患者さんに負担をかける検査が多いのが現状です。しかし、最近の胆膵領域における医療、特に内視鏡機器の進歩は目覚ましく、安全で有用な検査が開発されております。当院では最新設備、機器を取り揃え外科と協力することで、安全、円滑な内視鏡処置ができるよう十分な体制を整えております。
さらに肝胆膵カンファレンスを毎週開催し、各専門科医師とともに治療方針を検討しています。
基礎的な疾患から特殊な疾患、内視鏡治療が難しい場合まで幅広く患者様を積極的に受け入れておりますので、当院での治療をご希望の方は、かかりつけの先生と相談し当院へ紹介いただければ幸いです。

対象疾患

1. 総胆管結石、化膿性胆管炎、胆石症、胆嚢炎
2. 胆管癌、胆嚢癌
3. 急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵石症
4. 膵癌、膵管内乳頭状粘液腫瘍、十二指腸乳頭部腫瘍など。