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会長挨拶
第13回日本Awake Surgery学会 会長 川口昌彦(奈良県立医科大学麻酔科学教室)

皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、2015年9月24日(木曜日)に名古屋国際センターにて第13回Awake Surgery学会を主催させていただくこととなりました。
奈良県立医科大学麻酔科学教室として誠に光栄に存ずるとともに、その重責を感じております。

近年、周術期や集中治療における患者さんの機能的予後が重要視される中、その予防的手段としての脳神経モニタリングの必要性が高く求められています。誘発電位など様々な手法が取り入れられていますが、未だ精度の向上が望まれているのが現状で、より確実な神経モニタリングの実施については覚醒下手術に勝るものはないといっても過言ではありません。
特に言語領域のモニタリングについては覚醒下手術が必要とされています。
しかし、覚醒下での手術は容易ではなく、様々な知識や技術が要求されるとともに、患者さんを含めた、外科医、麻酔科医、看護師、言語療法士、臨床検査技師、臨床工学士などのチーム医療が重要となってきます。

今回の学会のテーマを“チームで守ろう神経機能”としました。
チーム医療で実践する全員が勉強し高めあえる学会になればと期待しております。

“脳腫瘍覚醒下マッピング加算”を算定するためには、脳外科医のみならず麻酔科医も施設認定講習会を受講した上で、“施設認定”を受ける必要があります。
チームとしてよりよい医療を提供することで、患者さんの機能的予後を改善する一助となればと考えております。

関連の先生方などのご指導・ご協力を賜り、実りのあるものにしたいと思いますので、多数の演題応募とご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

第13回日本Awake Surgery学会 会長 川口昌彦(奈良県立医科大学麻酔科学教室)

第13回Awake Surgery学会 事務局 〒634-8522 橿原市四条町840番地 奈良県立医科大学麻酔科学教室
Tel:0744-29-8902 Fax:0744-23-9741 E-mail :