患者様へ

集中治療

集中治療部の稼動

集中津料集中治療部は平成15年12月に、A病棟4階からC病棟3階へ移り、ICU・CCU8床からICU・CCU 10床、HCU3床へ増床した。中央手術室と同じ3階へ移り、廊下を通して患者の搬送を円滑におこなえるようになった。大まかな病床の割り振りとして循環器内科領域4床、一般ICU領域4床、心臓血管呼吸器外科領域5床を運用しているが、病室は柔軟に運用して院内の各科の要請にこたえたいと考えている。

入室患者の動向

2008年度の患者管理数はICU部門543人、CCU部門346人、合計889人とA病棟当時に比較して著明に増加している。また病床利用率も88%と非常に高く、院内の患者管理要請が増えていることがわかる。

一般ICUの患者動向

麻酔科は主に一般ICU4床を管理している。診療科別入室患者では脳神経外科(2外)、消化器外科(1外)整形外科が多いが、小児科や放射線科の患者も収容している。
疾患別では脳腫瘍や脳動脈瘤など脳神経外科関係が多く、食道がんは減少傾向にある。最近の特徴として耳鼻科口腔外科領域のマイクロサージェリーの術後管理や放射線科の頭部のコイリングや大動脈瘤のステントなどが増加している。
基本的には合併症のある術後患者が多いが、肺炎や敗血症を併発した患者や肝移植患者も収容している。
高度な治療行為として機械的人工換気、血液浄化法などおこなっている。

新集中治療部の特徴

集中治療部の特徴として、患者記録の電子化、病室の個室化、医療設備の充実、医療従事者の居住性向上、医学教育のためのカンファレンス室の充実があげられる。
ICUの部門システムの患者経過記録は平成18年度の電子カルテの導入に対応しており、患者の生体情報は自動取り込みにより、コンピュータ画面に表示され、支持票、検査結果も電子化されている。集中治療部内で実施した検査の結果はオンライン化により、患者経過記録に表示される。病院の電子カルテからも閲覧可能となった病室はプライバシー保護と院内感染防止に配慮して原則として個室になっている。
病室の個室化に伴い、患者安全確保のための監視カメラ設置および外部モニターを設置した。院内感染防止ではベッドサイドの手洗い装置の設置、隔離病室による感染症患者の収容を実施している。

医療設備では

  1. 進歩する医療器具の消費電力の増加に対応した病室の電気容量の大幅な増設
  2. 一部の病室は脳電気生理の検査に配慮してシールド施工
  3. 増加する血液透析患者に対応するため血液透析の給水排水設備の設置
  4. 重症患者の体液管理を考慮したスケールベッドの採用
  5. 点滴注射薬の加薬作業による感染防止のためにクリーンベンチの設置
  6. 定数配置薬の在庫管理と患者への誤配薬防止のリスク管理としてpicking machineを導入した。

また、ストレスの多い医療従事者の居住性の向上を図るため、女医当直室の設置や更衣室のシャワー室を設置した。カンファレンス室では患者監視モニターの転送やインターネットの敷設により、教育や医療文献検索のための便宜を図った。