カリキュラム

カリキュラム

本学看護学科は、医学部であることを最大限に生かし、医学教育と連携して、専門性の高い知識・技術・態度を身につけた学生を養成することをねらいとして看護基礎教育カリキュラムを構成しています。
授業では国際看護論などで国際交流を積極的に行い、国や文化、民族を超えた広い視野で看護を捉え、病院や地域で看護、疾病の予防、健康の維持・増進をサポートできる実践能力を養成することを目指しています。

4年間のカリキュラム(平成31年度入学生)

奈良医大の看護学実習は1 年から4 年まで、段階的に看護実践を深められるようなカリキュラムとなっています。

4年次に国際看護論IIを履修する方は
タイ・チェンマイでの海外実習へも参加できます。

  • タイ・チェンマイでの海外実習スタディツアー時
  • タイ・チェンマイでの海外実習ウェルカムパーティー後
  • タイ・チェンマイでの海外実習研修最終日に修了書を受け取り記念撮影

専門分野 領域紹介

人間発達学

看護は病気をみるのではなく、病を抱えている人をみます。その人の見方を学ぶのが人間発達学です。人間を身体的・心理的・社会的存在として、人間は発達し続けるという観点から人を理解する学問です。

人間発達学 教授
飯田 順三
人間発達論 病態医学Ⅲ チーム医療論

今、病を抱えている人の苦悩を理解するためには、それまでその人が生きてきた歴史を把握する必要があります。様々な事例を学びながら、看護するうえでどのような視点が必要であるかを学びたいと思います。

臨床病態医学

臨床病態医学は、平成20年度に開設され、看護学を学ぶための基礎として必要な臨床医学的知識の習得を担当しています。疾病の病態機序から診断・治療・予後を系統的に学んでいただきます。医学科の各専門の先生方にも講義を担当していただき、高いレベルを要求される専門職としての看護師・保健師にとって必要な「考える力」の育成を目指します。

臨床病態医学 教授
濵田 薫
内科学、呼吸器病学、呼吸器病理学

看護職の専門性の基礎として高いレベルの医学知識・理解が求められています。

基礎看護学

看護実践能力の向上を目的に、基礎看護学領域の科目を通して、ありたい未来を描く力、健康や看護への関心や興味、看護行為の構築、患者への看護の創意工夫など、創造的な思考を学生と共に育んでいきたいと思います。

基礎看護学 教授
松田 明子
看護学概論、看護援助の基本、看護技術学Ⅰ・Ⅱ、フィジカルアセスメント、ヘルスアセスメント、看護倫理学、医療安全、基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ

将来看護を実践する際に基盤となる自己の看護観や看護専門職としてのアイデンティティの育成を目的に、基礎看護学領域の実習・演習や講義を通して、看護について探求していきます。

成人急性期看護学

成人急性期看護学は、健康障害の中でも突然の事故や発病、持病の急速な悪化、手術などをはじめとする急激な破綻を経験された青年期から壮年・中年期の人々を看護の対象としています。その特性をふまえ健康レベルや健康障害がその人の生活行動に及ぼす影響を明らかにし、その人らしい生活をするための看護援助を展開する領域です。

成人急性期看護学 教授
石澤 美保子
成人看護学概論、成人看護学援助論Ⅰ・Ⅲ、成人看護学実習Ⅰ、統合実習、看護研究

成人急性期看護学では、臨床現場をイメージした講義やモデルを使った演習を行い、臨地実習においては患者さんと1対1で向き合います。全ての学生がもっている伸びる力を全面的にサポートするよう努めています。

成人慢性期看護学

本領域では、青年期から壮年・中年期の慢性疾患をもつ人を対象とします。
慢性疾患をもつ人が、発達課題をふまえ健康レベルや健康障害によりライフスタイルにどのような影響を受けているのかを明らかにし、その人自らがその人らしい生活が営めるような看護援助を学びます。

成人慢性期看護学 教授
田中 登美
成人看護学概論、成人看護学援助論Ⅱ・Ⅳ、成人看護学実習Ⅱ、緩和ケア論、統合実習、看護研究

授業で学ぶ慢性疾患は、慢性呼吸器疾患・循環器疾患・がんなどです。
教員が取り組む「慢性疾患患者を対象としたケア技術の開発や実践能力を育成するための研究活動」も紹介しながら授業が展開します。

老年看護学

はじめの概論では、高齢者を看護するための基本となる生理的な加齢変化や、高齢期によくみられる身体症状を学び、援助論Ⅰでは高齢者の変化に応じた看護について、演習を交えて学習します。援助論Ⅱでは、高齢者の状態の評価から先を予測した看護計画の立案、また終末期のケアを学習します。

老年看護学 教授
澤見 一枝
老年看護学概論、老年看護学援助論Ⅰ、老年看護学援助論Ⅱ、老年看護学実習、統合実習、看護研究

高齢期は、加齢に伴い身体機能は低下していきますが、人生経験が豊富で個々にその人の強みを持っています。そのような、高齢者の生きる力を支えて価値観や思いに沿ったケアを一緒に考えていきたいと思います。

小児看護学

小児看護の対象は、子ども(小児)とその家族です。小児期の病気体験、生活習慣や家族の健康への考え方が子どもの発達に影響を及ぼすことも少なくありません。
様々な病気や障害、健康状況の子どもと家族に対する看護を探求しています。

小児看護学 教授
川上 あずさ
小児看護学概論、小児看護学援助論Ⅰ・Ⅱ、小児看護学実習、統合実習、看護研究

子どもは、何もできない弱い存在ではありません。子どもが持っている能力やがんばり、強さが発揮できるように環境を整えること、支援すること、その重要性や方法について学んでほしいと思います。

母性看護学

母性看護学は、女性のライフサイクルにおける看護そして妊娠・出産・新生児の看護について学習します。実習では、実際にお産に立ち会ったり産後の母親や新生児を受け持ち、母子を支援します。
教員6名は全員助産師で、助産師の養成は大学院で行っています。病院や地域の中で自律して活躍できる、研究力と高度実践能力の基礎を備えた助産師を育成しています。

母性看護学 教授
五十嵐 稔子
母性看護学概論、母性看護学援助論、母性看護学実習、統合実習、看護研究

「母性」は、みんなが当たり前に持っているものではなく、後天的に学習されます。
今、少子化や育児不安の問題など、色々な課題があります。母性看護学では、母子やその家族への看護を考え、学びます。母性看護に関心を持った人は、大学院で助産師養成課程があります!

精神看護学

精神障害者の社会参加が進んでいる現在、今後益々、精神看護師が臨床だけではなく、あらゆる場面での活躍が期待されるところです。その様な現状を踏まえ、精神看護師の役割や今後の課題などについて気づき、考える事ができる教育を目指しています。

精神看護学 教授
風間 眞理
精神看護学概論、精神看護学援助論Ⅰ、精神看護学援助論Ⅱ、精神看護学実習、統合実習(精神看護学)

精神疾患に罹患した人たちの理解や生きづらさなどに焦点をあて、その人に合わせた支援やケア、コミュニケーションスキルなどを学びます。また、精神医療における倫理的視点を持てる看護師を育てたいと考えています。

在宅看護学

療養者とその家族が「自分らしく生ききる」ことの実現を目指し、相手に寄り添い、真摯に向き合う姿勢を大切にしています。
また、10万円/月の奨学金を学部3・4年時に受けながら在宅看護のリーダーを目指す「在宅看護特別教育プログラム(在プロ)」を実施しています。

在宅看護学 教授
小竹 久実子
在宅看護学概論、在宅看護学援助論、在宅看護学実習、統合実習(在宅看護学)、看護研究(在宅看護学)、在宅看護特別教育プログラム
(今後開講予定)
訪問看護師・病院看護師人材交流在宅看護教育プログラム(履修証明制度)、在宅看護Hop Step Jump学修コース-基礎知識・技術修得編-(履修証明制度)

看護の本質、心・知識・技術と共に、在宅の小児や精神疾患、終末期ケア、療養移行支援などあらゆる事を対象とした看護を学べます。
また、在プロでは、附属病院や訪問看護ステーションでリーダーとしての実践力を養います。

公衆衛生看護学

公衆衛生看護学では”保健師活動”を学びます。地域で生活する個人と家族、それらの人々が所属する集団を対象として健康課題とそれに関連する要因を理解し、当事者主体の問題解決能力を高める支援によって地域全体の健康増進と疾病予防を目指すのが保健師が行う公衆衛生看護活動です。さらに公衆衛生看護学実習では保健所実習、市町村実習だけなく、へき地宿泊実習、小中学校での学校保健実習、事業所での産業保健実習を必修内容としており実践力のある保健師養成を目指します。

公衆衛生看護学 教授
城島 哲子
2年:公衆衛生看護学概論、公衆衛生看護学活動論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
3年:ヘルスプロモーションと健康教育、保健統計学Ⅰ・Ⅱ
4年:公衆衛生看護学展開論、公衆衛生看護学保健指導論Ⅰ・Ⅱ、産業看護活動論、学校保健活動論、公衆衛生看護管理論、公衆衛生看護学実習Ⅰ・Ⅱ、看護研究

個人・集団・地域に働きかけて地域全体の健康増進を 目指す公衆衛生看護活動を一緒に学びましょう。現在、 100 名以上の先輩が保健師として活躍しています。