
研修案内
⇒卒後臨床研究
卒後臨床研究
当教室の概要
教授挨拶を参照してください。
奈良医大耳鼻咽喉・頭頸部外科の特徴
1)業務内容の選択が可能
耳鼻咽喉・頭頸部外科の扱う領域や疾患は多岐にわたります。
一般にイメージされている耳鼻咽喉科疾患以外に、
大学病院では聴覚や平衡機能といった
感覚器に関連した神経耳科的疾患や関連病院では経験することの少ない
頭頸部領域の悪性疾患の診断や治療を行っています。
しかしこれらの専門的な分野での知識や技術については
必ずしもすべての耳鼻咽喉科医がマスターできるものではなく、
医療水準についても高度な疾患を扱う大学病院、
一般的な疾患を扱う関連病院と開業医といったように分業もなされていることも事実です。
そのため、いずれの分野、業務内容を選択するかは、
各個人の興味やライフスタイルの違いによる希望があると考えられます。
奈良医大の耳鼻咽喉・頭頸部外科では、そのニーズに応えるため、
「一般耳鼻咽喉科コース」、「感覚器外科・神経耳科学コース」、「頭頸部外科学コース」
といった3種類のコースを準備し、希望のコースを選択してもらうことを可能としております。
2)教室の雰囲気が良い
医局員同士の関係も良く、和気あいあいとした雰囲気で仕事をしています。
研究室には研修医用の机を準備しており、自由に使用していただくことが可能です。
また研修期間中、学会があれば医局から旅費が支給されますので参加していただき、
他の参加医とともに学会の雰囲気とおいしい食事を味わっていただけます。
3)開業がしやすい
開業を念頭に置く場合、他科と比較すると、競争相手が少ない、
開業のコストが少なくて済むなどのメリットがあります。
また、逆に入院設備を持った手術主体の開業をしている耳鼻科医もいます。
4)仕事と家庭の両立がしやすい
(女性医師の中で将来の仕事と家庭の両立について悩んでおられる方へ)
医師としての仕事と子育ての両立は
いずれの科であっても一般的に難しいのが現状です。
しかし耳鼻咽喉・頭頸部外科では希望に応じて柔軟に対応しサポートしています。
耳鼻咽喉科の常勤医の場合、関連病院での勤務時間は
通常9時から5時で残業が必要なことはほぼありません。
月から金まで毎日勤務できない場合は、大学病院などから医師を派遣し
対応しているため希望の勤務体系で働くことも可能です。
常勤として勤務することが困難な場合は、非常勤医として
関連病院への出張だけをしていただくこともできます。
この場合は、大学病院への勤務なく、
関連病院で週1回午前中だけといったような勤務になるので
生活への負担はほとんどありません。
奈良医大耳鼻咽喉・頭頸部外科の特徴

1)前期臨床研修
a)選択必修(外科)としての耳鼻咽喉・頭頸部外科
外科研修ということで、基本的な外科的技術を
身に付けていただくことを目標としています。
週二回ある手術日ではできるだけ多くの手術を経験していただき
外科的技術を習得していただくとともに、
術後管理、術後処置についても上級医とともに行うことで習得していただきます。
外科系研修を耳鼻咽喉・頭頸部外科で行うメリットとして他の外科になく
耳鼻咽喉・頭頸部外科で学んでいただける知識、技術があります。
その代表例として気管切開および気管孔の管理があります。
心疾患、呼吸器疾患、神経疾患などで長期の人口呼吸管理を行う場合、
気管孔を作成し管理することが必要です。
気管切開の不適切な手技や管理はカニューレ抜去困難症など様々な弊害を生みます。
正しい知識と技術を学んでいただくことで、
将来いずれの科に進まれた場合にも役立つと思われます。
また救急疾患として一般的によく遭遇する中耳炎や
鼻出血に対する診断と治療が挙げられます。
これらの疾患は耳鼻咽喉科医でなくてもよく経験する疾患です。
当直勤務では上級医とともに診察治療に当たることで
救急疾患に対する対処方法を学びます。
b)選択科目としての耳鼻咽喉・頭頸部外科
上記に示した内容だけでなく、耳鼻咽喉科医として
必要な技術についても積極的に学んでいただきます。
また各個人の到達度に応じて上級医の指導の下、
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の手術、
扁桃摘出術などの執刀を行っていただきます。
c)教育体制について

それぞれの研修医に対して上級医が一人ずつつきマンツーマンによる指導を行います。
基本的には担当の上級医とともに診療に当たりますが、取り扱う疾患が多岐に及ぶため、
疾患によっては適宜他の指導医や上級医が付く場合もあります。
2)後期臨床研修
耳鼻咽喉・頭頸部外科では様々なニーズに答えるため、
「一般耳鼻咽喉科コース」、「感覚器外科・神経耳科学コース」、「頭頸部外科学コース」 といった3種類のコースを準備しています。
それぞれのコースは入局前に決めていただくことも可能ですが、
入局後決めていただいても構いません。
またコースを変更していただくことも自由です。
しかしながら、いずれのコースであっても第一の目標に、
耳鼻咽喉科専門医の取得することが挙げられます。
専門医を取得するため耳鼻咽喉科の
幅広い範囲の知識と技術を身につける必要があります。
卒業後一定の期間で耳鼻咽喉科の知識と技術を習得していただいた後、
それぞれの希望に応じてより専門的な分野に特化し
経験を積んでいただくことが可能です。
後期1年目からは指導医とともに主治医として様々な症例を受け持ちます。
様々な症例と接し耳鼻咽喉科領域の疾患について理解を深め、
診断や治療に必要な知識、手術に必要な技術などを学びます。

1)耳鼻咽喉科一般コース
大学病院では後で挙げるようなより高度で専門的な診療を中心に行っていますが、
多くの関連病院では副鼻腔炎やアレルギーの手術、扁桃の手術などの
良性疾患を中心に手術をしています。
このような関連病院で行われている診療は、
最も一般的に考えられている耳鼻咽喉科のイメージに近いものです。
一般耳鼻咽喉科コースではまず大学病院での研修期間中に
関連病院での業務を行う上で必要な技術の習得を行います。
開業を念頭に考えておられる方では、
必要な技術を最短に身に付けていただくことが可能です。
2)感覚器外科・神経耳科学コース
耳は、聴覚や平衡機能といった感覚器としての重要な働きを担っています。
一般的な耳鼻咽喉科でも中耳炎や難聴に対する治療を行っていますが、
繊細な感覚器を扱うにはより高度な知識と技術が必要となります。
このため耳科手術および聴覚平衡機能障害に対する高度な治療には
より専門的な知識が必要となります。
この分野に興味をもたれている方以外にも、実際に耳鼻咽喉科医として働き始めて
この分野に興味をもたれた方はこのコースを選択していただくことが可能です。
このコースの特徴として
a)側頭骨解剖実習を行うことで耳科手術に必要な
局所解剖の知識および技術の習得を行う。
b)聴覚あるいは平衡機能障害を扱う専門外来で、
それぞれの疾患の診断、検査、治療などの知識と技術の習得を行う。
c)大学院博士課程(希望者)では脳磁図などの最先端な分野の研究を通して、
高度な知識の習得を目指します。
などが挙げられます。
3)頭頸部外科学コース
このコースは外科的色彩の強いコースです。
頭頸部領域の腫瘍を主として取り扱います。
腫瘍の外科的治療は担当する科が部位別に分類されています。
例えば腹部の腫瘍は一般外科、泌尿器の腫瘍は泌尿器科という具合です。
このコースで扱う腫瘍は、上顎癌、舌癌、口腔癌、喉頭癌、咽頭癌、
甲状腺癌、悪性リンパ腫などの悪性腫瘍と頭頸部領域の良性腫瘍です。
現在このコースをとっている医師は国立がんセンター、愛知がんセンター、
大阪府立成人病センターなどに研修に行ったものが多く、
最先端のがん治療の技術を学んでいただくため、
このようながんセンターで研修をしていただくことも可能です。
おわりに
現在、講座には教授以下スタッフ9名、医員5名、特別研究員1名、大学院生4名がおり、
教育、臨床、研究に励んでいます。
また、奈良県と大阪府の13の病院(ほとんどが公的病院)に常勤医を派遣しています。
当講座の特徴は、個々の長所を生かしながら仲良く切磋琢磨するところだと思います。
このような環境で耳鼻咽喉・頭頸部外科をやっていこうという医学部の卒業生の
当講座への参加を大歓迎致します。