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入局のススメ

研修コースの選択が可能

研修イメージ写真

耳鼻咽喉・頭頸部外科の扱う領域や疾患は多岐にわたります。一般にイメージされている耳鼻咽喉科疾患以外に、大学病院では聴覚や平衡機能といった感覚器に関連した神経耳科疾患や、関連病院では経験することの少ない頭頸部領域の悪性疾患の診断や治療を行っています。しかしこれらの専門的な分野での知識や技術については必ずしもすべての耳鼻咽喉科医がマスターできるものではなく、医療水準についても高度な疾患を扱う大学病院、一般的な疾患を扱う関連病院と開業医といったように分業もなされていることも事実です。そのため、いずれの分野、業務内容を選択するかは、各個人の興味やライフスタイルの違いによる希望があると考えられます。奈良県立医科大学の耳鼻咽喉・頭頸部外科では、そのニーズに応えるため、「耳鼻咽喉科一般コース」、「耳科・神経耳科コース」、「頭頸部内科・外科コース」といった3種類のコースを準備し、希望のコースを選択してもらうことを可能としています。

国内留学と海外留学

耳鼻咽喉・頭頸部外科は脳と眼を除く頸から上の臓器を担当しており、非常に守備範囲の広い科です。各分野とも非常に奥が深く、経験すればするほど、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚などの感覚器科、頭頸部癌という腫瘍科を掘り下げて勉強したくなります。希望に応じて、関連病院ページに掲載している協力病院への派遣、また海外は英国、米国の研究室への派遣も可能です。

教室の雰囲気が良い

医局員同士の関係も良く、和気あいあいとした雰囲気で仕事をしています。研究室には研修医用の机を準備しており、自由に使用していただくことが可能です。また研修期間中、学会があれば医局から旅費が支給されますので参加していただき、他の参加医とともに学会の雰囲気とおいしい食事を味わっていただけます。

開業がしやすい

開業を念頭に置く場合、他科と比較すると、競争相手が少ない、開業のコストが少なくて済むなどのメリットがあります。また、逆に入院設備を持った手術主体の開業をしている耳鼻科医もいます。

仕事と家庭の両立がしやすい

【女子医大生、女性医師の中で将来の仕事と家庭の両立について悩んでおられる方へ】
医師としての仕事と子育ての両立はいずれの科であっても一般的に難しいのが現状です。
しかし耳鼻咽喉・頭頸部外科では希望に応じて柔軟に対応しサポートしています。耳鼻咽喉科の常勤医の場合、関連病院での勤務時間は通常9時から5時で残業が必要なことはほぼありません。月から金まで毎日勤務できない場合は、大学病院などから医師を派遣し対応しているため希望の勤務体系で働くことも可能です。常勤として勤務することが困難な場合は、非常勤医として関連病院への出張だけをしていただくこともできます。この場合は、大学病院への勤務なく、関連病院で週1回午前中だけといったような勤務になるので生活への負担はほとんどありません。

専門医を目指して

初期臨床研修

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耳鼻咽喉・頭頸部外科学実習による一般手技の獲得
外科研修ということで、基本的な外科的技術を身に付けていただくことを目標としています。週二回ある手術日ではできるだけ多くの手術を経験していただき外科的技術を習得していただくとともに、術後管理、術後処置についても上級医とともに行うことで習得していただきます。外科系研修を耳鼻咽喉・頭頸部外科で行うメリットとして、他の外科なく耳鼻咽喉・頭頸部外科で学んでいただける知識、技術があります。その代表例として気管切開および気管孔の管理があります。心疾患、呼吸器疾患、神経疾患などで長期の人口呼吸管理を行う場合、気管孔を作成し管理することが必要です。気管切開の不適切な手技や管理はカニューレ抜去困難症など様々な弊害を生みます。正しい知識と技術を学んでいただくことで、将来いずれの科に進まれた場合にも役立つと思われます。また救急疾患として一般的によく遭遇する中耳炎や鼻出血に対する診断と治療が挙げられます。これらの疾患は耳鼻咽喉科医でなくてもよく経験する疾患です。当直勤務では上級医とともに診察治療に当たることで救急疾患に対する対処方法を学びます。

耳鼻咽喉・頭頸部外科学実習による専門手技の獲得
上記に示した内容だけでなく、耳鼻咽喉科医として必要な技術についても積極的に学んでいただきます。
また各個人の到達度に応じて上級医の指導の下、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の手術、扁桃摘出術などの執刀を行っていただきます。

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教育体制について
それぞれの研修医に対して上級医が一人ずつつきマンツーマンによる指導を行います。基本的には担当の上級医とともに診療に当たりますが、取り扱う疾患が多岐に及ぶため、疾患によっては適宜他の指導医や上級医が付く場合もあります。

後期臨床研修 奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科学 専門研修プログラム

プログラムの目的
耳鼻咽喉科医師としての人格と涵養に努め、耳、鼻・副鼻腔、口腔咽喉頭、頭頸部の全ての領域において幅広い臨床能力を習得し、「国民に良質で安心な標準的医療を提供できる」専門医を育てることを目標とする。

プログラム指導医と専門領域

【基幹研修施設】 奈良県立医科大学附属病院
【プログラム責任者】 北原 糺(診療科長)(耳)
【指導管理責任者】 北原 糺(診療科長)(耳)
【指導医】 山中 敏彰(医局長)(耳)
岡本 英之(病棟医長)(口腔咽喉頭、頭頸部)
成尾 一彦(外来医長)(耳、鼻・副鼻腔)
太田 一郎(病棟医長補佐)(口腔咽喉頭、頭頸部)
西村 忠己(外来医長補佐)(耳)
山下 哲範(医局長補佐)(耳、鼻・副鼻腔)
【関連研修施設】 奈良県総合医療センター
奈良県西和医療センター
市立奈良病院
済生会中和病院
大和高田市立病院
近畿大学奈良病院
日生病院
◎指導管理責任者:藤田 信哉
◎指導管理責任者:金田 宏和
◎指導管理責任者:福田 多介彦
◎指導管理責任者:桝井 貴史
◎指導管理責任者:小山 真司
◎指導管理責任者:家根 旦有
◎指導管理責任者:赤羽 誉
【プログラム責任者】 北原 糺(診療科長)(耳)
【指導管理責任者】 北原 糺(診療科長)(耳)
【指導医】 山中 敏彰(医局長)(耳)
岡本 英之(病棟医長)(口腔咽喉頭、頭頸部)
成尾 一彦(外来医長)(耳、鼻・副鼻腔)
太田 一郎(病棟医長補佐)(口腔咽喉頭、頭頸部)
西村 忠己(外来医長補佐)(耳)
山下 哲範(医局長補佐)(耳、鼻・副鼻腔)

指導体制イメージ

プログラムの概要
基幹研修施設である奈良県立医科大学附属病院、関連研修施設である奈良県総合医療センター、奈良県西和医療センター、市立奈良病院、済生会中和病院、大和高田市立病院、近畿大学奈良病院、日生病院のうち2つの施設を、それぞれの特徴を活かした耳鼻咽喉科研修を行い、日耳鼻研修到達目標や症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験する。また、プログラムに定められた研修の評価は施設ごとに専攻医、指導医、プログラム責任者で実施し、4年間の研修修了時にはすべての領域ごとの研修到達目標を達成する。さらに、4年間の研修中、認定されている学会での発表を筆頭演者として最低3回は行う。また、学術雑誌への論文執筆・公表を筆頭著者として最低1編は行う。研修の評価や経験症例は日耳鼻が定めた方法で登録する。

プロブラムイメージ

研修カリキュラム

【基幹研修施設】 奈良県立医科大学附属病院
【一般目標】 耳鼻咽喉科医としての基本的臨床能力および姿勢を身に付けるために、代表的な疾患や主要症候に適切に対処できるための知識、技能、態度および臨床問題解決法の習得と人間性の向上に努める。
【行動目標】 北日耳鼻の定めた研修到達目標、症例経験基準に準ずる。
基本姿勢・態度
基本的知識
基本的診断法
経験すべき治療など
経験すべき検査

【研修内容】

・後期研修医(専攻医)は外来では患者問診、診察補助につく。
・病棟では主治医として患者管理を行い、術中は執刀もしくは助手として治療にあたる。
・毎週月曜16:00から総回診、18:00から術前カンファレンス、
 火曜・木曜の術後回診に参加する。
・毎週火曜7:45からモーニング・セミナーとして、解剖生理、疾患病態のクルズス、
 論文抄読会、耳鼻咽喉科各分野トピックス紹介を行う。
・医療倫理、医療安全に関する講習会は定期的に必ず受講する。

研修内容イメージ

具体的研修目標

一般的な目標

耳鼻咽喉・頭頸部外科学は感覚器、呼吸器、消化器などを含む広い分野にわたっている。その特徴を理解し、一般医としての知識と技術を習得することを目的とする。

頻度の高い症状・疾患

▼症状
耳漏、耳痛、耳周囲腫脹、耳閉感、難聴、耳鳴、平衡障害、眼振、鼻閉、鼻漏、
鼻声、くしゃみ、鼻出血、嗅覚障害、口内痛、味覚障害、構音障害、言語障害、
開口障害、頭頸部腫脹、咽頭痛、嚥下障害、咽喉頭異物感、いびき、
睡眠時無呼吸、咳嗽、喀痰、口臭、呼吸困難
▼疾患
外耳炎、外耳道湿疹、耳性帯状疱疹、外耳道異物、耳垢栓塞、鼓膜穿孔、
急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性化膿性中耳炎、真珠腫性中耳炎、外リンパ瘻、
内耳炎、メニエール病、良性発作性頭位眩暈症、老人性難聴、突発性難聴、聾、
音響外傷、言語発達遅滞、先天性耳瘻孔、顔面神経麻痺、ベル麻痺、ハント症候群、
鼻前庭炎、鼻出血、鼻骨骨折、鼻中隔弯曲症、慢性鼻炎、鼻茸、アレルギー性鼻炎、
慢性副鼻腔炎、嗅覚障害、術後性頬部嚢胞、鼻・副鼻腔悪性腫瘍、口内炎、
口腔真菌症、唾石症、口腔腫瘍、咽頭炎、咽頭異物、咽喉頭異常感症、
アデノイド肥大、急性・慢性扁桃炎、扁桃周囲炎、扁桃周囲腫瘍、咽頭腫瘍、
反回神経麻痺、喉頭白板症、喉頭癌、頸部リンパ節炎、頸部蜂窩織炎、頸部膿瘍、
萎縮性鼻炎、急性副鼻腔炎、歯性上顎洞炎、先天性嚢胞、悪性リンパ腫、甲状腺疾患、
舌炎、口腔底蜂窩識炎、睡眠時無呼吸症候群、声帯結節、声帯ポリープ

緊急を要する症状・病態

▼症状
めまい、嚥下困難、呼吸障害、頭頸部腫脹、鼻出血
▼病態
脳神経障害、上気道狭窄

連絡先

イメージ写真

現在、講座には教授以下スタッフ9名、医員6名、大学院生2名がおり、教育、臨床、研究に励んでいます。
また、奈良県と大阪府の11の病院(ほとんどが公的病院)に常勤医を派遣しています。当講座の特徴は、個々の長所を生かしながら仲良く切磋琢磨するところだと思います。このような環境で耳鼻咽喉・頭頸部外科をやっていこうという医大生、初期研修医、転科希望医の方々の当講座への参加を大歓迎します。

当科にて実習、見学を希望される方は下記までお問い合わせ下さい。
※患者さんのお問い合わせは、附属病院までお願いいたします。

担当: 山下哲範 070-6565-8036(院内PHS)
医局長: 山中敏彰 0744-22-3051(代表、内線3435)