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公立大学法人 奈良県立医科大学薬理学教室
教室紹介 薬理学教育 教室実績






1. 教育スタッフ
吉栖正典(教授)・小澤健太郎(准教授)・田中利男(非常勤講師)・岡村富夫(非常勤講師)・三浦克之(非常勤講師)・松村靖夫(非常勤講師)・西山 成(非常勤講師)・磯崎 稔(助教)・京谷陽司(助教)


2. 概要
薬理学は、薬物がどのような作用機序で薬効を著わすかを探求する薬力学(Pharmacodynamics)と、投与された薬物がどのように吸収、分布、代謝、排泄されるのかを研究する薬物動態学(Pharmacokinetics)、そして副作用などの中毒学(Toxicology)、さらには臨床応用のための臨床薬理学(Clinical Pharmacology)から成り立っている。医学部における薬理学授業の目的は、正しい薬物療法を行なうためにこれらの学問の基礎知識を習得することにある。


3. 一般教育目標(GIO)
薬物療法の基礎知識を習得することを目標とする。そのために、化学物質としての薬の性質および生体内動態を理解することが不可欠である。より適切な薬物療法を行うためには、人体の恒常性を維持するための各種調節機構(生理)を理解し、さらに、疾病時の各種調節機構の異常(病態生理)を理解したうえで、その調節機構を修飾する各種薬物の性質を理解することが必要である。薬物は使い方によっては有効であるが、使い方を誤れば有害にもなりうることを理解し、小児・高齢者・妊婦の薬物療法の知識や、薬物相互作用、連用と耐性などの知識を習得する。また、医薬品開発(創薬)と臨床薬効評価の考え方を習得し、医の倫理、法律に基づいた薬物療法を理解する。


4. 評価方法
@講義・実習の理解度について筆記試験を行なう。
A実習のレポート、発表も採点評価の対象になる。
B授業への出席・学習意欲を重視する。
以上により、総合的に最終評価判定を行なう。


5. 教科書・参考書
@Goodman & Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics, 11th Edition.  (McGraw-Hill) 訳本あり
ABasic & Clinical Pharmacology, 8th Edition, Edited by BG. Katzung (Lange Medical Books/ McGraw-Hill)
B「カッツング・薬理学(原書8版)」(丸善)
C「New薬理学」(南江堂)
D「入門漢方医学」(南江堂)





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