放射線科の診療のご案内
1. 放射線診断 (画像診断)
単純X線,超音波,CT,MRI,血管造影などの各種造影診断
2. Interventional radiology (IVR)
肝癌の化学塞栓療法,リザーバー動注,熱湯局注療法など
閉塞性黄疸のステント療法,腔内照射を含めた放射線治療など
血管閉塞性疾患のバルーンPTA,ステント療法など
動脈瘤のステントグラフト療法
嚢胞,膿瘍などの各種の低侵襲的治療
各領域のIVRのご案内
<脳神経領域>
脳神経領域のIVRは、比較的歴史が浅い分野ですが、近年急速に進歩してきています。扱う疾患や手技には脳動脈瘤や脳・脊髄のAVM(動静脈奇形)に対する塞栓術、脳腫瘍の局所抗癌剤動注や摘出術前塞栓術、動脈狭窄や閉塞に対するステントを用いた血管拡張術や血栓溶解術等があります。動脈瘤では神経脱落症状なしには外科手術困難な場所も症状なく治療したり、より低侵襲で治療できます。また、脳動脈の急性閉塞による虚血に対しては、緊急IVRによりよりよいQOL(quolity of life)が得られます。
当科ではこれらの手技を脳神経外科や整形外科、あるいは神経内科等の神経疾患を扱う各科と緊密な連携をとりつつ施行しています。
診察日は新サイトをご覧ください。
<血管領域>
食生活の欧米化に伴い動脈硬化が増加していますが、動脈硬化は心臓の血管(冠動脈)や脳の血管だけにおこるのではなく、全身の動脈に発生する可能性があります。奈良医大放射線科では大動脈から分岐する動脈、すなわち鎖骨下動脈、腎動脈、腸骨動脈などに発生した閉塞性動脈硬化症(ASO; Arteriosclerosis Obliterance)の治療を行っています。治療方法は、先端に風船の付いたカテーテル(バルーンカテーテル)を用いて、狭くなった部分を拡張します。血管が閉塞している場合や、拡張が十分に得られない場合には金属でできた網状の筒(ステント)を病変部に留置することで、病変部の拡張が得られ症状の軽快が得られます。この手術は経皮的血管拡張術と呼ばれ、大きな手術、例えば開腹手術などをすることなく治療することが可能です。
また、動脈硬化が原因のひとつと考えられている動脈瘤に対しても治療を行っています。大動脈に動脈瘤が発生した大動脈瘤や、腸骨動脈に発生した腸骨動脈瘤に対して、ステントに人工血管を巻き付けたステントグラフトを用いて、開腹手術をすることなく治療しています。
診察日は新サイトをご覧ください。
吉川教授へのmailはこちらへ。
<腹部領域>
腹部領域のIVRには、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などの癌に対する、動脈塞栓術や、リザーバー動注化学療法、体外より針を刺して癌を焼灼するRF治療などがあります。また、良性の子宮筋腫も子宮動脈を塞栓することで、子宮を取らずに治療できます。胆管や消化管(食道、大腸など)の癌による閉塞は、ステント留置術により迅速・確実に治療できます。また、消化管出血や外傷による腹部出血には、緊急のIVRにより緊急事態から回復できます。
診察日は新サイトをご覧ください。
放射線病棟28床のうち約半数が画像診断とIVRを対象とした患者さんで,QOLの向上をめざして,医師と看護婦が一体となり診療に励んでいます。