奈良県立医科大学医学部看護学科 成人急性期看護学

授業内容

成人看護学概論

担当石澤美保子/田中登美(成人慢性期看護学)
目的健康に障害をもつ成人期にある人の看護を実践するために、成人期の変動する大人の姿を生涯発達論や他者との相互性、生活や仕事といった概念から捉えられるようになる。成人期のさまざまな健康障害に対しての基本となる考え方や方法論、看護技術の根拠を論ずることができるようになる。
内容成人看護学領域の基盤となる疾病の予防、疾病からの回復、そして疾病や障がいをもちながらその人らしく過ごしていけるような支援に関する理論を学ぶ。また、成人の発達段階を理解するために身近な大人をインタビューしディスカッションをする。成人の健康レベルに応じた看護と健康生活を促すための看護技術として、最新のエビデンスに基づいた創傷管理理論についても学習する。

リハビリテーション看護

担当石澤美保子
目的加齢や疾患によりリハビリテーション看護が必要となる対象とその家族への精神・身体・社会的機能障害について学び、廃用症候群の予防、活動、参加の促進に向けた支援方法について理解する。
内容リハビリテーション看護の概念と理念、生活機能障害をもつ人とその家族が体験する障害の世界を学習し、生活機能障害を持つ人へのアセスメント方法や援助方法について理解する。また、現代医療にあったリハビリテーション看護領域に関連する分野の知識と技術の習得として、フットケア演習を取り入れている。

成人看護学援助論T(急性)・V(急性)・成人看護学実習T(急性)

担当松田常美/森脇裕美/堀井えりな/石澤美保子
目的成人看護学援助論Ⅰ・Ⅲでは、手術を受ける患者および危機的状況にある患者とその家族に対する看護を理解し、看護実践に活用できる基礎的能力を習得することを目的に学習する。
成人看護学実習Ⅰでは、周手術期にある患者およびその家族を、身体的・心理的・社会的に統合して理解し、各期に応じた看護を実践するための能力を養う。
内容成人看護学援助論Ⅰ・Ⅲでは、手術療法が患者とその家族に与える影響を理解し、手術侵襲に伴う変化、回復状況、社会生活への適応に向けた看護を理解する。さらに、手術を受ける患者に必要な看護過程の展開、援助技術を習得するため一次救命処置、術後患者への援助の演習を行う。
成人看護学実習Ⅰでは主に、整形外科・心臓血管外科・消化器外科病棟で、周手術期にある患者およびその家族と援助的人間関係を構築し、手術侵襲によっておこる生体反応を理解したうえで看護問題に応じた看護実践能力を養う。

<成人看護学援助論V(急性)演習の様子>

ストーマケアの演習

一次救命処置の演習

エコーを用いた残尿量測定の演習

<成人看護学実習T(急性)>

実習初日のオリエンテーション様子

実習初日の演習の様子
血圧測定、呼吸音の聴診、弾性ストッキングの装着、
術後モデルを用いた術後の観察項目に関するグループワークを行いました。

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