ADAMTS13関連検査依頼 (院外医療機関用)


輸血部では,院外からの依頼に応じてADAMTS13関連検査を行っています。これらの検査は,現在保険適応外ですが、TTPの診断や血小板輸血の適応を決定するために重要な検査です。


血中ADAMTS13活性およびインヒビターの測定
一般に先天性TTP(Upshaw-Schulman症候群)ではADAMTS13活性が正常の5%以下まで著減しますが,同酵素に対するインヒビターは陰性です。一方,後天性TTPではADAMTS13に対するインヒビター陽性でADAMTS13活性が著減します。ADAMTS13活性著減TTPにおいては活動性出血のない限り血小板輸血は禁忌と考えられています。


依頼方法
1)FAXにて検査依頼を送信してください。(以下の情報を必ず記入してください)
患者背景、臨床経過などの簡単なサマリー、依頼者のメールアドレスなど
FAX : 0744-29-0771 奈良県立医科大学輸血部 松本雅則 宛て
FAX例

2)FAX受理後、本輸血部担当部員より検査詳細についてメールまたは電話でご連絡させていただきます。
3)連絡を受け取られた後、以下の初回検査の場合は「用紙1」「用紙2」「検査同意書」を、フォロー目的の場合は「用紙3」「用紙4」を記入の上、検体とともに輸血部まで冷蔵もしくは冷凍で発送してください。(検体採取方法は下記を参照してください。)
検査申し込みなく、検体をお送りいただいた場合、お受け取りできませんのでご了承ください。

平日の夜間、土日祝日の終日はお受け取りできません



初回検査用
ADAMTS13測定依頼状(院外)用紙1 ※Word形式
ADAMTS13測定依頼状(院外)用紙2 ※Exel形式
ADAMTS13測定依頼同意書 ※Word形式

フォロー検査用
ADAMTS13測定依頼状(院外)用紙3 ※Word形式
ADAMTS13測定依頼状(院外)用紙4 ※Exel形式

検体採取保存方法
1)検体は9:1の比率で全血とクエン酸Naを混和し合計10mlにしてください。クエン酸は3.2%クエン酸Naを使用してください。
2)採血後数回転倒混和させた後、遠心操作(3,000回転/分、4℃、15分)により上澄みである血漿と沈殿した血球を分離し、それぞれ冷凍してください。

注)血液とクエン酸の混合比を9:1とすることが重要であり、採血後数回転倒混和させた後、遠心操作(3,000回転/分、4℃、15分)により上澄みである血漿(乏血小板血漿 platelet poor plasma: PRP)を検査に用います。クエン酸量が多すぎると、クエン酸の抗凝固作用が相対的に強くなるため正しい検査結果が得られなくなります。 また赤沈検査時にもクエン酸入り採血管が用いられますが、この場合は血液:クエン酸の混合比は4:1と異なるため使用できません。
一般的にはFDPやD-ダイマーの測定用に使用される採血管は3.2%クエン酸ナトリウム溶液0.2ml入りの採血管で血液1.8mlを加える採血管です。貴院採用の凝固検査用採血管を使用される場合は、必ずこの規格に当てはまるかをご確認ください。 この採血管5本(10ml)採血していただくと検査に十分量となります。

送付方法
1)冷凍した血球、血漿をドライアイスとともに保冷用の容器に入れて冷凍宅急便で以下に送付してください。
〒634-8522 奈良県橿原市四条町840 奈良県立医科大学 輸血部
TEL : 0744-22-3051 (内線3288)
松本雅則 宛て

非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)に関する補体関連検査は東京大学 腎臓・内分泌内科へ移管しました。
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TTPとADAMTS13について
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