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がん患者さんに、有効ながん薬物療法を安全にお届けすることが当科の使命です。科学的根拠に基づいた「標準療法」から希少がんに対する治療まで、ガイドラインに準拠した適切な抗がん剤選択と予測される副作用を軽減するための支持療法剤を設定して、最適ながん薬物療法を提供すべく、診療および抗がん剤投与マネジメントを「チーム医療」で行っています。
1.外来診療
2.外来化学療法室の運営
有効ながん薬物療法を安全に患者さんに提供すべく、専門医や認定資格を有する複数の専従医師、看護師、薬剤師が外来通院での投与管理を担当しています。病床数はリクライニングチェアとベッド合わせて26床で、1日平均約50名、1か月延べ1,000名を超える方々(2020年12月現在)が外来通院での治療に利用されています。
3.がんゲノム医療の実施
がんと診断され、通院で抗がん剤投与を受けられる際には、まず、お罹りの診療科でその有効性や副作用について説明を受けていただきます。その後、文書でご同意がいただけましたら、外来化学療法室で治療を受けていただくことになります。抗がん剤を投与中、あるいは投与後にみられる副作用に対しては、看護師や薬剤師などと協力して、多職種医療チームでその対策を支援します。もしも、外来化学療法室で薬剤を点滴治療中に、気分が悪くなるなど容体に変化がありましたら、腫瘍内科の専任医師がその場で対応します。