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更新日:2015年3月1日

授業科目の概要

主科目

研究指導教員

講義等の内容

高分子医化学

酒井宏水

山本惠三

生体高分子(タンパク質:酵素、ヘムタンパク質)の精製法と化学修飾法、リポソームなどマイクロ・ナノカプセルの調製法、これらの物理化学的計測法、機能評価法について学ぶ。ドラッグデリバリーシステム、人工血液、輸血代替、再生医療に用いられる医用材料、およびその生体内機能・安全性評価について、各自テーマに沿って研究を実施するとともに、国際学術誌に掲載された最新の論文の抄読会を行い、理解を深める。

分子・細胞動態学

永渕昭良
小林千余子

一般教育目標(GIO)
生命現象を分子のレベルで理解することを目標としている。特に、多細胞動物の形作りにおいてどのように細胞がお互いを認識し、接着しているのか、最終的にそれらがどのように統合されて、個体を構築できるのかを理解する。

個別行動目標(SBO)

細胞接着分子及びその制御分子の名称と機能を理解する。

細胞の形態・極性・増殖の概念、細胞骨格の性質を理解する。

正常な細胞とがん細胞の特性について理解する。

分子生体構造科学

西真弓

主に社会行動やストレス応答に関わるホルモンの作用機序、その分子基盤となる神経回路について深く考察する。また、これらホルモンの受容体をはじめとする神経機能分子の細胞内動態について理解を深める。

分子機能形態学

和中明生
辰巳晃子

 

主に神経系の疾患、脳卒中、脊髄損傷などの事例を基に何故神経組織は再生し難いか?またそれを克服するための治療戦略開発をどのようにすれば良いか?ということについて考える。この中には損傷部位における再生阻害性基質や神経栄養因子の概念が含まれる。また神経幹細胞についてもその概念と実際例を学習する。

生体機能制御機構学

堀江恭二

様々な生命現象を、ゲノム科学の観点から考察する。個々の遺伝子機能の解析に留まらず、様々な遺伝子間の相互作用やゲノム構造の変化に至るまで、常にゲノム全体を見渡す能力を養う。ゲノム科学を推進するには、ゲノムを積極的に改変して、その結果を解析することも重要である。特に、ES/iPS細胞をモデル細胞に取り上げて、ゲノム改変の原理と最新知見を学ぶ。

分子医化学

高澤伸

(1)サイクリックADPリボースなどの細胞内情報伝達物質の生合成とその調節、生理機能と病態について、(2)Reg蛋白質-Reg受容体などの細胞増殖・分化因子を中心に損傷された組織・細胞の再生とがん化に関する分子医化学研究を遂行する上で必要な生化学・分子生物学の基本と関連分野(組換えDNA実験法及びそれに伴う微生物学、ラジオアイソトープなどのトレーサーを用いた実験法、動物実験法、糖尿病学の基礎、再生医学の基礎、がんの分子生物学の基礎など)、について講義を行い、研究・実験が安全かつ効率よく推進できる基礎作りを行う。
研究テーマに応じて関連領域の特別講演や関連学会の指定された演題に出席しその内容をレポートとして提出させ、講義の内容が身についているか否かの達成度の評価を行う。

病態機能病理学

小西登

島田啓司

一般教育目標(GIO)
病理学は病気の発生、原因を探究し、そのメカニズムを明らかにする学問であり、病理組織所見と対比しながら疾病を理解する。
個別行動目標(SBO)

病理学的検索法と診断についての基本的事項を修得する。

病理診断を通して、臨床病理学的な検討について理解し、説明できる。

病理解剖の意義を理解し、説明できる。

病気のメカニズムを分子レベルで理解する。

疾病の解析に関する分子病理学的アプローチを知る。

腫瘍の発生、進展に関する因子を説明することができる。

腫瘍の発生、進展の分子レベルでのメカニズムを説明できる。

分子腫瘍病理学

國安弘基

病理学は疾病の病因・病態を解明する総合の学問である。病理学により、疾患の成り立ち、病理組織学的所見とそれらに対応する臨床的所見を系統的ならびに疾患別に学習することにより疾患を深く理解することが必要である。また、基礎的知識の修得とともに、分子病理学に基づく最新の知見を学習し、研究に応用することが期待される。

情報伝達薬理学

吉栖正典

小澤健太郎

一般教育目標(GIO):
薬理学・臨床薬理学は応用学・治療学の側面があり、これまでの基礎的研究の成果を臨床に結びつける探索的研究(Translational Research)に最も近い生命科学分野の一つである。講義では、薬理学研究を進める上での基礎的な知識と方法論を学ぶ。
個別行動目標(SBO):

心血管病における酸化ストレスの関与と細胞内情報伝達系が説明できる。

神経変性疾患の分子機構と薬物療法について説明できる。

糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病に対する抗酸化療法について説明できる。

健康政策医学

今村知明
赤羽学

健康政策医学では、最新の生命科学や情報科学での成果を応用し、生活習慣や環境変化による人間集団の健康と疾病とにかかわる諸々の要因、諸々の条件の相互関係を科学的に教示するとともに、さらに社会医学研究から得られた科学的根拠は国や自治体の健康政策の立案に役立てていけるような人材を育成することを目指している。健康政策医学では、今までの公衆衛生学だけでなく、医療政策、医療経済、病院管理、医学医療倫理、医療の質、医療安全、EBPH(evidence basedpublic health)などの分野の体系的な講義を行うとともに、これらの社会医学研究を通じて得られた科学的根拠を国や自治体の健康政策の立案に役立てることが出来る様なスキルを身につけさせることを目指す。特に病院管理や医療制度の知識は医療従事者として社会で働くならば、医学知識を生涯用いて医療を行うことと同じぐらい、医療を実践する上で毎日必要になる知識である。これらを正しく知るために

なぜ公衆衛生や医療に関係する今のような制度ができて、今に至っているのか

そして今後それがどうなるのか

厚生行政の背景から医療行政まで、体系的に理解できるようにする。

循環器・腎臓病態制御医学

斎藤能彦

心不全はあらゆる心疾患の終末像であり、ポンプ機能の低下のために全身に血液を送り出すことができない病態であるが、心不全の発症・進展には神経体液性因子バランスの破綻が深く関与していることが明らかとなってきた。心不全発症に関わる神経体液性因子とそれらの相互関係を理解し、心不全治療の倫理を会得する。個別行動目標(SBO)

レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の生合成系のしくみと心機能との関係を説明できる。

交感神経と心機能との関係が説明できる。

ナトリウム利尿ペプチド系の生合成系、生理作用、心保護作用を説明できる。

呼吸器病態制御医学

木村弘

吉川雅則

呼吸器疾患、特に呼吸不全患者における画像診断の基礎、生理学的評価法、健康関連QOLや栄養評価などを含む包括的な病態評価およびその管理法について理解する。

肺の構造と胸部画像診断。

呼吸機能と運動耐容能の評価法。

労作時呼吸困難と運動能力の低下をきたす生理学的機序と運動療法の有効性を支持する理論的根拠。

酸素療法、非侵襲的呼吸管理法の実際。

臨床的栄養評価法と呼吸器疾患における栄養障害の発症機序と病態生理との関連。

栄養療法の実際と有効性、新規ペプチドであるグレリンの臨床応用。

運動器再建医学(外部サイトへリンク)

田中康仁

川手健次

面川庄平

朴木寛弥

城戸顕

整形外科的疾患の概要と基礎的知識の習得
代表的な整形外科疾患の診断と主たる治療適応
症例発表と方法
骨関節疾患の最新情報と将来展望

小児病態制御医学

嶋緑倫

野上恵嗣

下記のテーマを中心に、講義を実施する。

血液凝固制御機構に関する基礎と最近の知見

血友病遺伝子治療

先天性凝固障害症の分子生物学的アプローチ

血液凝固機能に関する最新の評価法について

皮膚病態医学

浅田秀夫

小林信彦

桑原理充

目標:
皮膚疾患は、視覚に訴える点が多く、文字や言語でこれを伝達するには不向きな学問であるので、臨床スライドや病理標本を多用して、代表的な皮膚疾患の特徴を知ってもらうとともに、病態についての理解を促す。

画像診断・低侵襲治療学(外部サイトへリンク)

吉川公彦

穴井洋

画像診断学全般および画像診断学を治療に応用した低侵襲治療の基礎と実際を理解するとともに、最新の知見を得る。

総合病態放射線腫瘍学

長谷川正俊

腫瘍学全般および放射線腫瘍学の概要を修得する。特に放射線生物学、放射線物理学、放射線技術学、臨床腫瘍学、放射線治療学等の理解を深める。

腫瘍の分類、病理学的および分子生物学的特徴の概要を理解する。

放射線生物学、放射線物理学の基礎を理解し、修得する。

臨床腫瘍学、癌治療学の概要を理解し、修得する。

放射線腫瘍学の概要、標準治療、先端治療について理解し、修得する。

肺癌、前立腺癌等の代表的な腫瘍における放射線腫瘍学の具体的な貢献について理解し、修得する。

侵襲制御・生体管理医学

川口昌彦
井上聡己

講義
GIO:麻酔科学の分野を中心に関連領域の幅広い学習を行い、麻酔・蘇生学領域の知識・理論を修得する。
SBO:学位公聴会の聴講、抄読会や関連セミナーへの出席により

最適な麻酔管理の補助を行える知識・技術を修得する。

生体監視法の理念を理解し、その使用法・評価法を修得する。

呼吸器・循環器を中心とする各種臓器機能不全症の管理の補助技術を修得する。

急性痛、慢性痛の知識・技術の補助を修得する。

臨床病理診断学

大林千穂

GIO:臨床医学における病理診断の意義、病理検査の種類、病理検体の取り扱い、標本作製方法を理解する。病理診断の基本的事項を理解する。

SBO:病理標本の作製方法を説明することができる。免疫染色の理論を説明することができる。

臨床検査医学

山﨑正晴

病態情報解析について基本的な知識・技術を学ぶ。
検査データの生理的変動因子、アーチファクト、病態生理学的意義を理解すること。
臨床化学および分子生物学的な解析方法の学習。検査データの統計情報学的処理方法の学習。など

分子・細胞神経科学

坪井昭夫

GIO:脳神経系の分子生物学的研究を進める上での基礎的な知識と方法を学ぶ。
SBO:以下の内容を理解し、説明できる。

脳神経系における感覚受容・識別の分子メカニズム

脳神経系における感覚神経細胞の発生・分化・再生のメカニズム

遺伝子改変マウスとウイルスベクターを用いた神経細胞特異的な遺伝子発現法

循環器システム医科学

中川修

当研究室の研究成果検討会とJournal Club(論文紹介)において、細胞間・細胞内情報伝達系、転写調節因子による遺伝子発現制御機構の心血管系の発生・形態形成・成熟機能調節における意義を学び、その後、疑問点・問題点についての講義を受ける。

応用医学・医療学

嶋緑倫
森俊雄
杉浦重樹

応用医学・医療学は総合研究棟の3実験施設の教員が担当し、DNA損傷と修復、抗体工学および動物疾患モデル分野の研究を行います。内的および外的要因により誘発されるゲノムDNA損傷に対し、ヒト細胞は様々な損傷応答機構で対応します。この巧妙な機構を理解すると共に、その破綻による神経障害、がん化および若年老化の発症を理解することを目指します。また、DNA損傷特異モノクローナル抗体や疾患モデル動物の研究ツールとしての重要性を理解することを目指します。そのために、

DNA損傷および損傷応答機構について説明できる。

損傷応答機構の破綻が神経障害、がん化および若年老化を引き起こすことを説明できる。

損傷応答欠損遺伝病について説明できる。

抗体分子の種類、構造、役割を説明できる。

抗原抗体反応を利用した代表的な検査方法の原理を説明できる。

実験動物学ならびに疾患モデル動物の作製法を含めた動物実験技術を説明できる。

スポーツ医科学

熊井司

生活レベルの安定と質の向上に伴い健康生活へのスポーツ活動の持つ重要性は広く認識されつつある。同時にスポーツ活動による傷害(外傷・障害)の発生も多くみられ、その病態もより多様化しつつある。下記のテーマを中心とした講義を実施する。

スポーツ医学とは(スポーツドクター、アスレチックトレーナー、スポーツ栄養士などの役割)

スポーツ現場での応急処置(救急蘇生法、外傷処置、テーピング)

スポーツ傷害を理解するための基礎知識(運動器機能解剖、小児・発育期の特徴)

スポーツ傷害の実際

スポーツ傷害予防と早期復帰への取り組み(アスレチックリハビリテーション)

医療経営学

今村知明

赤羽学

医療経営学では、今後の医療人のあるべき姿として、必要な経営概念の理解・修得を目指します。また、医療経営に留まらず、医療政策、医療経済、EBPH(evidence basedpublichealth)などの分野の体系的な理解を促すことも目指します。特に病院管理や医療制度の知識は医療従事者として、医療を実践する上で必要な知識です。医療経営学は、今まで健康政策医学の一環として行われていたものが独立し新設されました。健康政策医学では、最新の生命科学や情報科学での成果を応用し、生活習慣や環境変化による健康と疾病とにかかわる諸々の要因の相互関係を科学的に理解し、そこで得られた研究成果を国や自治体の健康政策の立案に役立てていけるような人材を育成することを目指しています。その一環として医療経営、医療政策、医療経済などの分野の体系的な理解を促すことも目指しており、一部重複しているところもあります。

お問い合わせ

公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 教育支援課 教務係

奈良県橿原市四条町840番地

電話番号:0744-22-3051

ファックス番号:0744-25-6211