移植細胞培養センター
部門の紹介
CPC(Cell Processing Center)とは再生医療に関する基礎研究の成果を新しい治療法として臨床応用するための高度な細胞培養施設です。
幹細胞等の細胞加工(Cell Processing)には高度な品質管理と安全性が求められるため空気清浄度の高い、そして無菌状態で作業が出来るクリーンルームを備えています。クリーンルームの無菌状態・清浄度を維持するために、定期的に部屋の清掃、環境検査を行い、安全に細胞を培養できる環境を整えています。安全に使用できる細胞医薬品としての品質を維持するためGMP(Good Manufacturing Practice)並びにISO13485に準拠した管理体制を整えています。
部門内容
- 細胞加工
整形外科学教室がCPCにおいて、再生医療を用いて培養骨髄細胞・人工骨複合体を作成し、移植により骨形成を促進させる試みが臨床応用されています。
- 定期清掃・環境検査
クリーンルームの無菌状態・清浄度を維持するため、定期的に室内・クリーンベンチ・保冷庫内等を清掃し、環境検査として付着菌試験・浮遊菌試験・清浄度測定試験などを実施しています。
- 環境モニタリングシステムの導入
清浄度や各温度などを常時モニタリングしています。特にインキュベータの温度・CO2濃度等は、規定範囲から外れると関係者に自動で通知され、24時間体制で対応することが可能です。また、培養室の酸素濃度が、18%以下になると、自動的に守衛室に通報され、対応することが可能です。