更新日:2015年8月3日
感染管理室
部門の紹介
病院の感染対策とは、患者さんに安心して医療を受けて頂くため、患者さんやその家族のみならず、職員、学生、外部委託業者など、病院に出入りするすべての方々をさまざまな感染から守り、感染症が発生した際には適切な治療をおこない、感染拡大を最小限に抑えるための活動をすることです。その実務を担っているのが感染管理室です。
体制
当院の感染管理室は、医師2名(感染症専門医)と看護師2名(うち感染管理認定看護師1名)、臨床検査技師1名、薬剤師1名、事務3名で構成されています。感染対策に関する推進・検討をする感染防止委員会、ICTメンバー、感染リンクナースなどとともに日々活動を行っています。
業務内容
- マニュアルの策定:感染対策マニュアルの作成・改訂を行い、職員への周知、遵守率向上に取り組んでいます。
- ICTラウンド:週1回ラウンドを行い、院内感染対策への実施状況の確認や現場への介入、対策の評価をしています。
- アウトブレイク対応:院内感染のアウトブレイクが発生した場合、ICTが中心となって拡大防止・終息させるべく尽力しています。
- 職員教育:感染対策の啓蒙・教育のため全職員対象に研修会を行い、年間2回以上の受講を義務付けています。
- サーベイランス:当院は、厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業に参加しており、感染症の発生状況の把握や発生率等の調査を行っています。
- 地域連携:当院は、感染対策防止加算1を取得しており、地域の病院とのカンファレンスや相互チェックを通して、地域での感染対策にも取り組んでいます。
- 職業感染対策:職員を対象としたインフルエンザ等のワクチン接種を行うことで感染症の罹患を予防し、また、安全機構付の機材を導入し、教育をすることで針刺し・切創事故の防止に努めています。
感染対策にあたって
関係する全ての方が正しい感染予防行動を取ることが重要になりますので、皆さまのご協力、ご理解のほどよろしくお願いします。