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更新日:2019年1月7日
近年、乳がんの増加は著しく、また、最近の乳がん治療の進歩は顕著であり、特に薬物治療においては、新規の薬剤導入が非常な勢いで進み、複雑化しています。そのため、診断および治療には専門性の高いチーム医療が必要とされています。このような背景から、平成30年11月乳腺センターを新たに開設いたしました。当センターは、主に乳がんの診断・治療を行うほか、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)などの遺伝性疾患の相談も行っています。
当センターでは、乳腺外科専門医、乳房再建用エキスパンダー/インプラント治療責任医師の資格を持つ形成外科医、日本内視鏡外科学会技術認定医、放射線診断医、病理診断医、放射線治療専門医、がん治療認定医、マンモグラフィ撮影診療認定放射線技師、がん化学療法・緩和ケア・リンパ浮腫などの専門看護師など,多くの職種の専門家が適宜連携を取りながら、おひとりおひとりの患者さんに最新かつ最善と思われる乳がん診療を行っています。手術については、通常の乳がん手術以外に形成外科とともに乳房再建術を行っているほか、できる限り小さな傷で手術を行う低侵襲手術として、内視鏡補助下に行う鏡視下乳房切除術も積極的に行っています。
主に乳がんを対象としていますが、葉状腫瘍などの手術適応の境界病変である腫瘍の診断、治療も行なっています。その他、遺伝性乳がんなどで乳腺を摘出する必要性のある疾患も対象としています。
外来診療では、3名の常勤医師の他、2名の非常勤医師が中心となって診療を担当いたします。常勤医師3名の内、2名が女性医師です。曜日にかかわらず希望があれば女性医師の診察を受けていただくことができます。
原則として乳腺センターへはかかりつけ医からの紹介を必要としています。かかりつけの医師からの紹介状をお持ちください。
何かご不明な点、お困りのことがございましたら、いつでも乳腺センター外来までご連絡下さい。