ここから本文です。
皮膚科学教室は昭和38年11月に開設され、関連病院とともに、奈良県における皮膚科診療の中核を担っています。皮膚科専門医、アレルギー専門医のスタッフが在籍し、現在まで多数の皮膚科専門医の育成に貢献してきました。主な研究・診療のテーマは、「皮膚免疫・アレルギー」、「水疱症」、「ウイルス性皮膚疾患」、「紫外線による皮膚障害」、「創傷治癒・皮膚の再生」、「皮膚病理組織学」、「遺伝性皮膚疾患」など多岐に渡り、臨床への還元を目指した研究に日々取り組んでいます。特に、「免疫・アレルギー」については、日本アレルギー学会認定教育施設として、アレルギー専門医の育成にも力を注いでいます。
皮膚疾患一般の診療に加え、アレルギー性皮膚疾患、ウイルス性皮膚疾患、膠原病、水疱症、皮膚腫瘍、遺伝性皮膚疾患、その他、専門的な検査・治療が必要な皮膚疾患の患者を受け入れております。アレルギー疾患、薬疹などでは、治療とともに検査をきめ細かく行い、原因究明に努めています。遺伝性皮膚疾患に対しては、必要に応じて遺伝子解析も行っています。皮膚腫瘍の手術に関しても形成外科と連携して、QOLをできるだけ向上させるような方法を工夫しております。特に皮膚がんに関しては診断、手術、化学療法など奈良県ではトップクラスの実績を有しています。
一般の医療機関では難しい重症の皮膚病の治療を中心に行っています。はじめての受診の際には、紹介状をお持ち下さい。また、2回目以降の再診は原則予約制となっておりますのでご注意下さい。