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更新日:2022年5月12日
【看護師による特定行為実施について(お願い)】
1.看護師による特定行為の実施
当院では、厚生労働省が定めた「特定行為に係る看護師の研修制度※1」を修了した看護師(特定看護師)が特定行為を実施しています。特定行為の実施に当たっては、当院の医療安全マニュアルを遵守し、医療安全に配慮いたします。
2.当院で実施している特定行為
特定行為区分の名称 | 内容 |
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 |
□経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 |
□侵襲的陽圧換気の設定の変更 □非侵襲的陽圧換気の設定の変更 □人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 □人工呼吸器からの離脱 |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 |
□気管カニューレの交換 |
循環器関連 |
□一時的ペースメーカの操作及び管理 □一時的ペースメーカリードの抜去 □経皮的心肺補助装置の操作及び管理 □大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 |
ろう孔管理関連 |
□胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 □膀胱ろうカテーテルの交換 |
栄養に係るカテーテル管理 |
□中心静脈カテーテルの抜去 |
創傷管理関連 |
□褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 □創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
動脈血液ガス分析関連 |
□直接動脈穿刺法による採血 □橈骨動脈ラインの確保 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
□持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 □脱水症状に対する輸液による補正 |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
□インスリンの投与量の調整 |
術後疼痛管理関連 |
□硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
循環動態に係る薬剤投与関連 |
□持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 □持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 □持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 □持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 □持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 |
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 |
□抗けいれん剤の臨時の投与 □抗精神病薬の臨時の投与 □抗不安薬の臨時の投与 |
栄養に係るカテーテル管理 (末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 |
□末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入
|
特定行為に関して、質問や不明な点がありましたら、医師や看護師に直接お尋ねください。ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、看護師による特定行為の実施について、ご本人からのお申し出により、診療などに支障のない合理的な期間及び範囲内で拒否することが可能です。また、看護師の特定行為実施に対する意思表示の内容は、当院で受ける診療に一切影響を与えるものではありません。
3.お問い合わせ
特定行為業務管理委員会
担当窓口:リソースナースセンター
電話番号:0744-22-3051(内線:3818)
※1 日本看護協会:看護師の特定行為研修制度ポータルサイト:
https://www.nurse.or.jp/nursing/education/tokuteikenshu/portal/#
2021年6月16日 作成