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更新日:2025年6月20日
岡田 俊(教授)
山内 崇平(准教授)
高田 涼平(講師)
原田 泉美(助教)
水井 亮(助教)
池原 実伸(助教)
濵野 泰光(助教)
南 昭宏(助教)
西 佑記(助教)
法山 勇樹(助教)
奥村 和生(助教)
土居 史麿(助教)
本講座は、県内における三次救急医療機関として精神医療センターを運営しており、100床を超える精神科病棟をはじめ、児童精神科外来、認知症疾患医療センター、デイケアなどを備える。また、救急科と連携し、自殺未遂者に対する精神医学的評価・治療と継続した支援も行っている。児童期から老年期までの幅広い年齢層を対象に、認知行動療法などの精神療法、クロザピンを含む薬物療法、修正型電気けいれん療法(mECT)など、最新の知見に基づいた多様な治療を展開しており、さまざまな精神疾患に対応可能な充実した臨床フィールドを有している。
精神疾患は、その病態の多くが未知の領域を残しており、診断や治療の科学的根拠もさらなる蓄積が求められる。そのため、臨床と基礎の双方から病態理解に迫る集学的な研究が求められる領域である。本講座では、医学生、大学院生、若手医師に対する臨床教育に加えて、大規模な臨床研究を推進している。また、分子生物学や電気生理学などの基礎医学的アプローチを組み合わせ、モデル動物や培養細胞から得られた知見をヒトに応用するトランスレーショナルリサーチにも注力している。さらに、認知機能、神経生理学、脳画像に基づく精神疾患の病態基盤を明らかにする研究を進めるとともに、精神医療の診察と治療の根幹をなす「言語を介した対話」に着目し、その中に含まれる本質的な役割や情報を、自然言語処理などの人工知能技術を用いて解析する研究にも取り組んでいる。これらの活動を通じて、精神疾患の病態解明、診断法・治療法の開発に挑んでいる。