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研修経験者の声

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前期研修経験者

浅田 翔平

 奈良県総合医療センターでの研修の後、第3内科にて後期研修医をさせていただいております。私が奈良医大の第3内科に入局した理由として、まず第一に第3内科の内容に興味があったからです。特に、消化器内視鏡領域での技術の進歩はめまぐるしいものがあり、昔は診断のみしかできなかったことが、現在ではESD、ERCP、EUS-FNAなど直接治療に生かすことのできる点は強みであり、これからの需要が高くなってくることが予想されます。また、将来は研究にも携わりたいと考えており、研究領域としての興味、特に肝臓疾患の病態は難しいですが非常にやりがいのある分野であると思います。科としての内容もさることながら、奈良医大に入局した理由としては、奈良医大の医局員の先生方の人間味の暖かさに惹かれた点があります。もともと僕は体育会系の人間であり、内科の先生方は知性にあふれた真面目な方ばかりではと思い込んでおり、自分が馴染めるか不安でありました。しかし、実際に入局してみると第3内科の先輩先生方は、体育会系の雰囲気の先輩が多く、知性にあふれるアドバイスだけでなく、時には熱血の指導をして頂き、時には飲み会で楽しく御一緒させて頂いたりとまさに自分にぴったりの所であると感じました。これからもたくさんの後輩たちが入局してともに頑張れることを期待しています。いっしょに頑張りましょう!

岩井 聡始 

 平成27年4月に第三内科に入局させていただきました。私はじつに初期研修2年目の12月になるまで自身の専門分野をどうするか迷っていました。そんな私が消化器・内分泌代謝内科学の道を目指そうと決意したきっかけのひとつが、第三内科の扱う疾患領域の広さとSpecialityのひとつである内視鏡関連手技の奥深さでした。内科救急疾患において腹部疾患に出会う機会が非常に多いと研修医ながらに感じました。また、緊急で内視鏡治療が必要となる疾患に対し、熟練された手技で鮮やかに治療をしておられる先輩の先生方の姿をみて、「将来このような医師になりたい!」と強く感じたことが背中を後押ししました。このような救急疾患領域における活躍の一方で、今や日本人の2人に1人ががんに罹患すると言われており、がんを抱える患者様の終末期を含めた医療に携わることが内科医には求められていると思います。第三内科では、がんの患者様も数多く診療しており、どうすればがんを抱える患者様がよりよい余生を送れるか考える機会がしばしばあります。このような経験によって、知識のみならぬ人間味にあふれた魅力ある医師に近づけるものと思っています。現在、進路に迷っておられる皆さんには、10年後の自分がこうありたいという姿を想像し、悔いのない選択をしていただけたらと思います。

金子 三紀

 私は2年間奈良医大附属病院で初期研修を行った後に、第三内科に入局しました。消化器や内分泌疾患は非常に生活に密接しており、病気だけではなく患者さんの生活に関わりながら治療を行うことが大切となります。私は患者さんに寄り添って治療を行う第三内科で働きたいと思い、入局を決意しました。医局全体として屋根瓦式の指導体制が整っており、また出産や育児など様々なライフスタイルに合わせたプログラムもあり、女性医師にとっては非常に恵まれた環境であることも第三内科の魅力です。  少しでも消化器や内分泌疾患に興味のある先生方は是非研修で第三内科を選択してください。先生方と一緒に笑顔で楽しく働ける日を楽しみにしています。

久保 貴裕

 県立奈良病院・奈良医大付属病院での研修を経て奈良医大第3内科に入局させて頂きました。第3内科の特徴は、各臓器別の診療科ではなく、総合的に消化器疾患・内分泌疾患の診療にあたっている点です。また、大学病院でありながらも地域に根ざした一般内科診療から各疾患の専門診療、そして世界に羽ばたく研究まで、各分野の専門家に囲まれながら日々診療をしているのが第3内科です。当科での後期研修は疾患・領域の偏りなく、幅広い基礎診療技術を身につけるような指導体制が充実しており、各分野の専門科より直接ご指導いただけ、とてもありがたい環境です。「はじめは、何でも一通り内科を診られる医師になりたい。でも、将来自身の専門分野も欲しい!そして、家庭も大事にしたい。」という私のような欲張りな方には最適であり、現在は公私とも充実した研修をさせて頂いております。  一般内科領域・消化器内科領域に興味をお持ちの先生方は、これから共に奈良の地から一緒にがんばっていきましょう。

小泉 有利

 私が奈良県立医科大学附属病院第三内科に入局して早くも3か月が経ちました。入局してからは毎日が忙しいながらも充実しており、優しくも厳しい上級医の指導・多くの同期から刺激を受ける日々で、すばらしい環境の中で勉強させてもらえる生活を送らせていただいております。 さて私は出身が長野県であり、研修医の時まで長野県にいました。したがって奈良県には縁も所縁もない身でございますが、結婚を期に奈良県で働かせていただく決意をいたしました。長野で研修医をしながらでしたので、奈良県の病院を見学する時間はなかなかなく、正直、短い病院見学の中では医局の雰囲気はほとんどつかめず、入局するまでは非常に不安な気持ちでいっぱいでした。  しかし外もの出身の私も温かく迎えてくださり、びしびしと指導していただいております。腹部症状を訴える患者は非常に多く、各病院のNeedsの高い分野をこの非常に温かく迎えてくださる環境の中で一緒に勉強しませんか。いつでもお待ちしております。

芝本 彰彦

 第三内科の芝本彰彦です。私は奈良医大附属病院で2年間の初期研修を終え、平成27年度に入局いたしました。第三内科は消化管・肝胆膵・内分泌・代謝と守備範囲が広い科です。内視鏡、エコーについても診断から高度な治療手技まで学ぶことは多く、やりがいと言う点では全く他の科に劣ることはありません。  奈良県の関連病院では一般内科医としてcommon diseaseの診療を行う機会は多く、色々な疾患を診たいという人にもお勧めできる科です。このページを見て頂いた初期研修医の先生の中で消化器に興味はある方はもちろんのこと、そうでない方も、腹痛の診療や肝障害の診断・治療など他科でも役に立つことを多く勉強できますので、是非第三内科を選択してください。やる気があれば、納得するまで指導につき合ってくれる上級医が皆さんをお待ちしています。

鈴木 淳也

 奈良県立医科大学付属病院で2年の研修を経て、3年目から奈良県立医科大学付属病院第三内科の一員となりました。悩んだ時期もありましたが、決め手はいまだに謎が多いとされている肝臓に興味があったことと、腹部エコーや上部消化管内視鏡などの手技を多く学べることでした。  ここでは3年目以降の後期研修だけでなく、研修医、ポリクリなど学生に対してグループカンファレンス、総回診、肝生検カンファ、肝癌カンファ、内分泌カンファなど教育的な体制がとられています。もちろん、飲み会もオフィシャルからプライベートまでわいわい楽しくやってます。  消化器内科に興味がある人は学生さんも研修医も是非第三内科を考えてください。

田中 美彩子

 大阪府済生会吹田病院、奈良医大附属病院で研修をした後、本年度より第三内科の一員となりました。私は医師として働きだしてから、消化器・内分泌代謝内科を専攻することを決めました。内科救急において腹痛の患者は非常に多く、そして腹痛は誰しもが一度は経験する症状であり、その原因は多岐にわたると考えています。それらをしっかりと鑑別し、治療できるようになりたいと考え、奈良医大第三内科に入局を決めました。実際に働き始めると、専門性の高い検査・治療からcommon diseaseに対する対応まで幅広い疾患の診療に携わっていると実感しています。上級医の先生方は非常に優しく、時に厳しく、各種検査や日々の診療でも丁寧に指導して頂いています。カンファレンスなどを通して、お互いがお互いの専門分野の知識や技術を、他のスタッフに還元していくことで、医局全体として発展していこうという雰囲気も魅力のひとつです。  また現在2名の女性医師が出産後支援プログラムに沿って、大学で勤務しており、女性医師の出産や産後のバックアップ体制も確立されており、女性医師でも安心して働ける環境です。男性も女性も、分け隔てなく、スキルアップを目指せる環境が整っている第三内科で、ぜひ一緒に働きませんか。

松田 卓也

 私は市立奈良病院での2年間の初期研修を終え、平成27年度より第三内科に入局しました。外病院からの大学病院での後期研修ということで当初は不安もありましたが、医局内の雰囲気はとても良く、どの先生方も非常に教育熱心であり、何も問題なく診療に従事することができました。  診療に関してですが、当科には消化器・内分泌・代謝と幅広い分野と数多くの臓器を扱う多様性があり、慢性から急性疾患まで多くの疾患を学ぶことができるため、内科医としての幅を広げることができます。また、多くの手技を経験でき、内視鏡検査、超音波検査を基本的な手技とし、それぞれの手技を応用し診断から治療までを完結できることは当科の魅力と言えると思います。さらには、肝生検カンファ、HCCカンファ、ERCPカンファ、マーゲンカンファ、内分泌カンファ、3科合同カンファ等の数多くのカンファレンスがあり、各専門分野のエキスパートの意見に触れることで自身の医学的見識を深めることができます。  私自身もまだまだ研鑽を積んでいる途中ですが、消化器・内分泌代謝疾患に興味のある方は是非一緒に頑張りましょう。

後期研修経験者

小堤 隆広

 私は、2016年3月現在、卒後6年目です。初期研修終了後の卒後3年目に第3内科に入局しました。まずは1年間、大学病院の消化器・内分泌代謝内科で研修を行いました。3次医療機関であるため、1次・2次医療機関や他科から紹介を受けたあらゆる消化器・内分泌領域の疾患の症例を専門医の指導の下、経験することができました。検査・治療手技についても内視鏡検査(上部下部、胆膵)や腹部超音波検査関連手技を中心に、数多くの経験ができました。かかりつけの患者に関しては、予約外診察や夜間当直の際に、消化器・内分泌領域に関わらず、どのような訴えでもまずは初期対応を行うため、一般内科全般の救急対応も経験できました。入局2年目に二次医療機関に配属となりました。同機関は消化器病センターでもあるため、ルーチンの上部消化管内視鏡検査や全大腸内視鏡検査、胆膵内視鏡検査を中心に専門医・指導医の下で手技経験をつみあげ、吐下血症例や黄疸症例を含めて急性腹症を中心に対応しています。消化器内科として、多数の症例を経験でき、稀な疾患にも遭遇するため学会報告も行っております。また、一般内科としても、初診外来・定期外来を行っており、消化器疾患だけでなく、高血圧、糖尿病、気管支喘息、慢性心不全などあらゆるcommon diseaseの診察を行っております。入院管理では消化器疾患はもちろんのことですが、肺炎や急性心不全、気管支喘息発作、糖尿病の血糖コントロールなど外来と同様に様々なcommon diseaseにつき管理しています。胃癌、肝癌、胆膵癌症例を中心に内視鏡治療や化学療法を行っていますが、癌患者の緩和ケア病棟も有しているため、早期がんの診断治療から終末期がん患者の緩和医療など幅広く症例を経験しています。 また、第3内科では種々の専門医の取得(消化器疾患、糖尿病や内分泌疾患)や学位取得など個々に応じた目標設定が可能であり、指導医と相談の上、目標に応じたカリキュラムを設定することが可能です。内科疾患の中でも専門分野として多数の症例を有しており、特に総合内科医としての診療技術を修得しながら専門領域を確立したい医師にとっては恵まれた環境にあるのではないかと思います。

賀屋 大介 

 私は初期臨床研修終了後、第3内科に入局させていただき、後期研修1年目、2年目を奈良県立医科大学第3内科で研修させていただきました。大学病院であるため重症患者や特殊な病態の患者の入院管理を指導医の先生や同じ臨床グループの先生と相談させていただきながら勉強させていただきました。また、各種カンファレンス等で消化器、糖尿病、内分泌に関する知識をアップデートすることができました。大学病院でありながら潰瘍出血や総胆管結石などのcommon diseaseも多く、沢山の症例を見させていただきました。手技においても指導医の先生にアドバイスをいただきながら上部消化管内視鏡検査、腹部エコー、ERCPなどを中心に研鑽させていただきました。後期研修1年目の終わりころからは肝生検などの処置も適宜施行させていただけるようになりました。後期研修3年目は関連病院の救急救命センターにも所属させていただき、同病院の消化器内科での外来診療を含めた一般的な消化器内科診療をさせていただきながら救命センターでは劇症肝炎、重症急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシス、ショックを伴う消化管出血などの救命処置、集中治療室管理も担当させていただきました。栄養サポートチーム(NST)などにも所属させていただき様々な職種の方々とも患者さんの診療にあたることで視野を広げさせていただいています。忙しい日々ではありますが充実した後期研修をさせていただくことができました。

辻 裕樹

 私は前期研修医のころから消化器疾患の診療の興味があったこともあり、第三内科での専攻医研修を迷わずに選択しました。最初の約2年間の研修を大学病院にて行い、急性期から慢性期まで良性・悪性を問わず数多くの消化器疾患を学び、糖尿病や内分泌疾患の検査や急性期治療を経験することができました。一例一例を自分なりに考え、カンファレンスにて間違いを指摘されることもありましたが、着実に考える力や知識を増やすことができました。手技としては、内視鏡検査と超音波検査の基本的手技を学び、徐々に経験数が増えたのちに、内視鏡検査では止血術・ESD・ERCP、超音波検査では肝生検やRFAといった専門的治療の指導を受けることができました。また、上級医の先生と一緒になってスライドを作り上げる指導体制で、学会発表を経験することができました。その後現在まで約2年間関連病院にて研修していますが、大学病院での経験を糧に、さらに専門的知識や手技を向上させようと努力しています。