教室紹介

教授挨拶

ビジョン達成!
時代のニーズに応じ速やかに変化できる組織を目指します。

奈良県立医科大学は、大和三山に囲まれた神秘的な歴史とパワーを有する地であり、建国の地とされる神武天皇をお祭りする橿原神宮のすぐそばに位置しています。
自然に恵まれたなごやかな所ですが、近鉄電車を利用すると大阪や京都などへのアクセスも良好なところです。

奈良医大麻酔科関連の医局は85名程度ですが、若い医師からベテランまでが共に協力し合って、奈良県及び周辺地域の医療や世界へ向けた研究を行っています。
当麻酔科学教室では手術麻酔を中心に集中治療、ペインクリニック、緩和医療など幅広い分野において、臨床、教育、研究にたずさわっています。


最終目的である患者さんに対する医療の質と安全を担保するため、人格豊かで探究心のある医療人を育成し、実践していきたいと考えています。
刻々変化する社会情勢の中で、常に“アンテナ”をはって、時代のニーズに応じ速やかに対応できる柔軟な組織でありたいと思います。

奈良医大麻酔科の特徴は、手術麻酔と集中治療を全員参加型で行っていることです。
術後経過や術後管理を熟知した上で、麻酔計画をたて実践する能力を身につける必要があります。
術前術後外来、周術期チーム医療、術後疼痛管理チームなど、効率的に均一な医療を提供できる環境も整えています。
また、ペインクリニックは専従医4−5名体制で診療にあたっており、高度な神経ブロックなどの治療を実践・研修することができます。

研究は基礎・臨床の両面から様々な麻酔科関連領域の研究を実施しています。
無作為比較試験や多施設共同研究も積極的に実施し、社会の医療の貢献できるエビデンスを出していきたいと思います。
“学びの連鎖”をスローガンに奈良だけでなく全国や海外、他施設との連携を深め交流することで、updateされたよりよい医療・教育システムを構築・実施していきたいと思います。
私は、この奈良橿原の地で世界に向けた夢を語り合い、日々の診療・教育・研究を楽しむことができる仲間を増やしていきたいと思います。
そして、それが本学、地域、そして世界へ貢献できるエネルギーとなり、人生におけるかけがえのない“結び”を生み出していくものと期待しております。

奈良県立医科大学麻酔科学教室 教授 川口昌彦