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医療機関の先生方へ

平成27年7月1日より、福井 博先生の後任として当科を担当させて頂いております。
関連病院との密接な連携のもとに消化器 (消化管・肝胆膵) 疾患、内分泌・代謝性疾患などについて臨床各科と協力しながら幅広い診療を行っています。奈良県における中核病院としての役割を果たすとともに、地域医療にできるだけ貢献することを目標としています。急性期消化器疾患に対しても腹部救急ネットワークを介して先生方からのご依頼を全例受け入れることを基本的方針としております。


肝疾患に関しては、各種新規薬剤の治験を含めた最新治療を提供しております。例えば、C型肝炎では、肝生検などの詳細な検討を行った後、患者さんに最も適した治療法を選択し、地域連携室を介してご紹介頂きました先生と病診連携を行ないながら診療しています。近年、患者数の増加に伴い大きな問題となっている非アルコール脂肪肝炎 (NASH)に関しても、生活習慣病関連は主治医の先生にフォローして頂きながら、当科では肝病変の進展予防について各種コメディカルと連携しながらチームで診療させて頂いております。糖尿病患者さんの亡くなられる原因は、実は肝疾患によるものが最も多いことが日本における疫学調査でわかり、脂肪肝を持っておられる方の70%近くがNASHであるとされておりますので、検診などで脂肪肝や耐糖能異常を指摘された患者さんがおられる場合は、是非一度当科に紹介して頂きたく思います。


自己免疫性肝疾患は全国有数の症例経験を誇っており、肝硬変に対する静脈瘤、腹水などさまざまな合併症や、肝細胞癌に対する治療においてもラジオ波焼灼療法や抗癌剤による治療を多数行っています。

消化管、胆膵疾患についても積極的に内視鏡的治療、抗癌剤治療を行っています。悪性疾患の治療法に迷われた場合など一度当科へ相談して頂ければ、当科で超音波内視鏡を含め詳細な検討を行った後に、毎週行っている消化器外科、放射線科とのカンファレンスに提出して外科治療が必要であれば速やかにご紹介させて頂くなど迅速な対応を心がけております。抗癌剤治療もあらゆる領域について行っており、最新のエビデンスに基づいた治療について、外来化学療法を利用するなど患者さんのQOLに配慮した治療を行っています。


また、上部消化管の精密検診についても対応し、結果を速やかにお返しできる体制を整えています。各種良性疾患に関しても広く対応させて頂いております。潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患も生物学的製剤を含めた的確な治療を消化器外科と連携を取りながら診療を行っています。


内分泌疾患についても小児の成長障害、各種負荷試験などを含め内分泌、代謝疾患全般について内分泌専門医による診断、および初期治療を行います。


いずれの場合も、当科では大学で必要な治療のみ行いながら、普段の通院はご紹介元で継続して頂くように積極的な病診連携のもと診療を進めて行きたいと考えておりますので、当院地域連携室を介して御気軽にお声をかけて頂きますようお願い申し上げます。