ホーム > 研究・産学官連携 > お知らせ > MBT新型コロナ感染対策の研究成果について(3)

ここから本文です。

MBT新型コロナ感染対策の研究結果について(3)

 報告日 令和3年4月8日
試験依頼者 株式会社オーク製作所諏訪工場  様 (長野県茅野市)
試験依頼品 オゾン発⽣器(ARV-O3-MI)が⽣成するオゾンガス:オゾン濃度 0.05 ppm
概要 微生物感染症学講座の研究グループは、株式会社オーク製作所からの受託研究により、オゾン発⽣器(ARV-O3-MI)で⽣成したオゾンガスが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化することを確認しました。
実験内容 試験ボックス内2 時間試験では温度28.5℃、湿度65.4%、6時間試験では温度26.8℃、湿度54.3%、オゾン濃度0.05ppm程度の環境下でウイルス塗抹のシャーレをそれぞれ2時間、6時間暴露後、ウイルス感染価(PFU/mL)をプラーク法にて測定しました。なお全試験は、本学内のバイオセーフティレベル3(BSL3)の実験施設において、適切な病原体封じ込め措置のもとに⾏いました。
研究成果

9.50 x104 PFU/ sample の新型コロナウイルスにオゾンガスを曝露させると、 2 時間後に3.50 x101 PFU/ sample(減少率99. 958%)に、6 時間後に2.50x 100 PFU/ sample(減少率99. 996%)まで感染価が減少しました。


オーク制作所様           

図1.オゾンガスによるウイルス感染価の推移

考察 本試験で使⽤したオゾン発⽣器(ARV-O3-MI)で⽣成したオゾンガスは、⽇本産業衛⽣学会(1) が定めるオゾン許容濃度(1 ⽇ 8時間、1 週間 40時間、0.1 ppm 以下)である0.05ppmにおいても、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化することが判明しました。本試験器でオゾンガスの空間噴霧を⾏うことにより、物質の表⾯についた新型コロナウイルスによる接触感染防⽌に有効である可能性が考えられました。なお、浮遊するウイルスへの効果、⼈体への影響については検証を⾏っていません。

 

 報告日 令和3年3月9日
試験依頼者 株式会社フジファインズ  様 (東京都渋谷区)
試験依頼品 オゾン発⽣機(商品名 O3Max Air, 型番 OY-FF90-A)
概要 微生物感染症学講座の研究グループは、株式会社フジファインズからの受託研究により、OY-FF90-Aが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化することを確認しました。
実験内容 試験ボックス中の平均湿度を45%と65%とし、オゾン濃度0.1 ppm 程度の環境下にウイルス塗抹のシャーレを2時間暴露後、ウイルス感染価(PFU/mL)をプラーク法にて測定しました。なお全試験は、本学内のバイオセーフティレベル3(BSL3)の実験施設において、適切な病原体封じ込め措置のもとに⾏いました。
研究成果 ⽣成したオゾンガスを9.06 x 106 PFU/ml の新型コロナウイルスに2 時間噴霧することにより、湿度45%では7.50 x 102 PFU/ml(減少率99.990%)、湿度65%では検出限界の<1.00 x 102 PFU/ml(減少率>99.998%)まで感染価が減少しました。

フジファインズ様2           

図1.ウイルス感染価の推移

考察 本試験器で発⽣させたオゾンガスは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化することが判明しました。本試験品を使⽤することにより、物質の表⾯についた新型コロナウイルスによる接触感染防⽌に有効である可能性が考えられました。なお、浮遊するウイルス、⼈体への影響については検証を⾏っていません。

 

お問い合わせ

公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 研究推進課 産学連携推進係(産学連携推進センター)

奈良県橿原市四条町840番地

電話番号:0744-22-3051

ファックス番号:0744-29-8021

mail: sangaku"AT"naramed-u.ac.jp
※お手数ですが、「"AT"」を@に変更してください。