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- 先輩医師インタビュー
平成18年卒業生
- ● 麻酔科を選んだ理由は？
- 研修医として働く中で、肌が合うと感じた科のひとつとして麻酔科がありました。医療行為の結果がすぐにわかるスピード感、縁の下の力持ち的な仕事内容、そしてON/OFFの切り替えがしやすい点は、私には魅力的でした。最終的に選んだ決め手は、術中管理だけでなく多岐にわたる仕事内容を先輩に示して頂いたからだったと記憶しています。
- ● 奈良県立医大を選んだ理由や経緯を教えてください。
- 正直、近くに引っ越してきたのが一番の理由です。またその頃、集中治療専門医の取得を考えていたのも理由のひとつです。当時、奈良医大麻酔科で働いていた知り合いからは、働きやすさについて伝え聞いてました。私が見学した時に、川口教授や当時の医局長・副医局長からも医局の居心地の良さについてアピールされていたのを昨日のように覚えています。
- ● 奈良県立医大麻酔科の魅力は？
- 月並みですが、麻酔科医が携わる領域全般（手術麻酔、ペインクリニック、緩和医療、集中治療）を学ぶことができるのは、奈良医大麻酔科の魅力のひとつです。また、目標が具体的にある場合は、それを実行する環境（実験施設など）は整っていると思います。基礎医学講座との連携もしやすく、新たな知見を広めるチャンスは存分にあります。臨床をしながらでも研究活動をしやすい環境は、諸先輩方から連綿と引き継がれた尽力の賜物です。医局の雰囲気が良い点も魅力の一つです。
- ● 今後の目標を教えてください。
- 麻酔科医の使命は、安全で快適な医療を患者さんに提供することである、と思ってます。今後の目標として、常により良い方法がないか思考（試行）を止めないことと、そのプロセスの重要性を次世代に引き継ぐこと、です。
- ● 入局を考えている先生にメッセージをお願いします。
- コロナ禍においてリモートが可能なコミュニケーションツールが発達しました。逆にそれでわかったことは、肌で感じるということはリモートではなかなか難しいということです。興味のある方・迷っている方は、まずは奈良医大麻酔科を見学してください。実際に見学すると“肌で感じられる”と思います。
