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更新日:2020年7月17日

IVRセンター

研究内容

 Interventional Radiology(IVR)は、エックス線透視やCT、超音波画像を観察しながら体内に細い管(カテーテル)や針を入れて病気を治す新しい治療法で、「画像下治療」、「血管内治療」とも呼ばれています。IVRは手術を必要としないため、体への負担が少なく、病気の場所だけを正確に治療することができます。高齢者や状態の悪い進行癌を含めた癌の治療に広く応用され、また緊急状態(大出血など)からの救命や、血管などの閉塞、動脈瘤に対する治療にも有効です。奈良はIVR発祥の地です。奈良医大では放射線科を中心に、関係各科のご理解とご協力により、全国に先がけて肝細胞がんに対する動脈塞栓術(TACE)および胆管、消化管や閉塞性動脈硬化症に対するステント治療、大動脈瘤に対するステントグラフト治療など、種々のIVRを開発・施行し、各種の治験も行い、全国への普及につとめ、トップレベルの症例数と内容を誇っています。現在、脳神経外科と協力し、頸動脈ステント治療や脳動脈瘤や動静脈奇形に対する塞栓術を行い、冠動脈閉塞や不整脈に対しては循環器内科が積極的にカテーテル治療を行い、すぐれた治療成績をあげています。このような奈良医大の特色の一つであり、今後も更なる発展が期待されるIVRを関係各科との密な連携と協力・参加の下、高い精度を維持しながら効率的に行うために、平成26年7月にIVRセンターが設立されました。IVRセンターはIVR施行医、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士、事務職員で構成され、血管造影装置5台を用いて、日夜、迅速かつ質の高いIVR診療に取り組んでいます。

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