ホーム > ニュースレター > ニュースレター第15号

ここから本文です。

更新日:2015年3月1日

ニュースレター第15号

第15号(No.15)/2011.10

附属図書館ニュースレター

No.15/2011.10

利用者各位

図書館前の桜の木もすっかり色づき、いよいよ秋も本番といったところです。利用者のみなさま、お変わりございませんか。『ニュースレター』の第15号をお届けします。
実りの季節をむかえ、ご多忙のこととは思いますが、変わらぬご利用、ご愛読よろしくお願いします。

目次

  1. 医学情報スキルの認定資格?!
  2. 闘病記文庫の一般貸出(追加事項)
  3. 機関リポジトリ関連研修会参加報告
  4. 実務者研修会参加報告
  5. 医中誌が創刊号から公開開始
  6. 新着図書(9月受入分)
  7. 『Tea Break』vol.6~「いのちの授業」をもう一度~

1.医学情報スキルの認定資格?!

医療職や看護職など専門職の方々向けにさまざまな認定資格制度が設けられていますが、われわれ医学図書館員の業界にも存在しています。
「ヘルスサイエンス情報専門員」と称するこの認定資格は、当館が加盟しています「特定非営利活動法人日本医学図書館協会」が認定しています。個人の実務経験、業績、研修活動などで設定されているポイント数に応じて、基礎、中級、上級の3ランクに分けられています。
年2回募集ならびに審査が行われますが、このたび当館スタッフのうち、1名が「上級」、2名が「基礎」の認定を受けました。この取得を機にさらなるスキルアップを目指していきます。

詳細はこちら(外部サイトへリンク)で紹介されています。

2.闘病記文庫の一般貸出(追加事項)

今月3日より実施しております闘病記文庫の一般貸出。前号の『ニュースレター』でお知らせした本学附属病院の診察券に加え、橿原市立図書館の利用カードでも貸出が可能となりました。
日を追うごとにご利用も増え、「闘病記の関連資料(一般向けもの)も貸出してほしい」などご要望もいただきました。今後は、「闘病記文庫」の収集対象をひろげ、ご満足のいただける選書を心がけていきたいと思っております。

3.機関リポジトリ関連研修会参加報告

先日、当館機関リポジトリ担当スタッフが、NII(国立情報学研究所)及びDRF(デジタルリポジトリ連合)主催の研修会に参加させていただきました。
研修会は「新任」と「中堅」の二種類の研修会に分かれており、それぞれ1名ずつ参加させていただきました。「新任」の方では機関リポジトリの基礎的概要やコンテンツ増進に関しての実習形式の研修が行われ、「中堅」の方では機関リポジトリを取り巻く国内外の情勢、機関リポジトリとオープンアクセス雑誌との関係性についてのグループ討議など、より専門的な研修が行われました。双方の研修会も、機関リポジトリを今後どのように発展させ、利用者の皆様に使いやすくするかということを主目的とし、集まった各機関(勿論我々も)の担当者も熱のこもった討議を繰り広げておりました。
ここで得られた有意義な情報は今後のGINMUの運営に役立てていきたいと思っております。こうご期待!!
詳しい研修内容は以下のDRF(デジタルリポジトリ連合)WEBサイトにてご覧いただけます。

と言うわけで今後も、図書館ではリポジトリに登録する論文を募集しております。何卒皆様のご協力のほど宜しくお願いいたします。

問い合わせ先は、附属図書館機関リポジトリ担当、
鈴木(内線2293 tsuzuki@naramed-u.ac.jp)、和田(内線2392 tata-rin@naramed-u.ac.jp)、木下(内線2292 kinosita@naramed-u.ac.jp)までお願いいたします。

4.実務者研修会参加報告

10月7日(金曜日)、大阪市立大学で開かれた実務者研修会(日本医学図書館協会近畿地区会/日本薬学図書館協会近畿・中国・四国・九州地区協議会/近畿病院図書室協議会共催)に参加しました。
テーマは『国内2大Webリソースの大規模リニューアルを迎えて』。Webリソース「医中誌Web」(医学中央雑誌刊行会)と「メディカルオンライン」(株式会社メテオ)が大幅にリニューアルされたことに合わせ、両社からリニューアル内容の説明があり、続いて、当館が両者の利用事例を発表しました。
医中誌は、以前より見やすくシンプルに、使いやすさを重視したリニューアルとなっていました。メディカルオンラインは、薬や医療機器検索、横断検索などの機能が増えました。参加者はそれらを業務で利用している図書館員や企業関係者であり、各リソースへの質疑応答では、普段よく利用しているユーザーならではの質問が飛び交い、同じ実務者として参考になる点が多くありました。
文献検索に欠かせないツールである医中誌とメディカルオンライン。これらを使いこなすべく、今回得たものを活かしていきたいと思います。みなさんにもぜひご活用いただき、ご不明な点はお気軽に当館スタッフまでお尋ねいただきたいと思います。

当館の利用事例発表資料は、以下のように機関リポジトリGINMUに掲載されています。

附属図書館研究会・大会資料

医中誌とメディカルオンラインの利用事例/大瀬戸貴己著
(平成23年度日本医学図書館協会近畿地区会,日本薬学図書館協議会近畿・中国・四国・九州地区協議会,近畿病院図書室協議会共催実務者研修会発表資料)

URL:http://hdl.handle.net/10564/1647(外部サイトへリンク)

5.医中誌が創刊号から公開開始

前項でもご紹介しました「医学中央雑誌」は元々、冊子として明治36年に創刊されたのが始まりですが、このたび国立国会図書館のデジタル化資料の一コンテンツとして、創刊号から1983年までのデータが公開されました。
医中誌Web上では、これまで1983年以降のデータしか検索できませんでしたが、順次さかのぼって提供される予定です。
古い文献の検索ニーズは調査・研究テーマによりますが、1冊1冊索引を見ながらページを繰る手間が省ける時期がすぐそこまで来ているようです。

6.新着図書(9月受入分)

9月分の新着図書リストを作成しました。
こちらからご覧いただけます。

7.『Tea Break』vol.6~「いのちの授業」をもう一度~

この本は、「ニュースレター」の13号でご紹介した「乳がん闘病記内容分析」のうちの1冊です。著者の山ちゃんこと山田泉さんは、中学校の養護教諭。保健室に来る子どもたちとふれあいながら「いのち」の大切さを語りつづけています。
乳がんの宣告を受け、休職中に「がん仲間」と「オードリーの会」を結成。講演会の開催にも意欲を見せます。復職後は、生徒に向け「生きること」をテーマに「いのちの授業」を開始。定期的に講師を招き生徒とともに「いのちの問題」について考えていきます。
死を目前にしても常に前向きで、真摯な姿勢には頭が下がる思いでいっぱいになります。
思いっきり笑い、思いっきり泣き、思いっきり考えさせられる1冊です。ぜひ、ご一読を。(N)

*2階閲覧室南側闘病記文庫[請求記号がん1-Yam]に配架

編集後記

秋の深まりとともに、朝夕の冷え込みも増してきます。でも、暖房の実施期間までは、あと20日あまり。図書館では、昨年と同様、ブランケットをご用意しています。メインデスクの片隅にございますので、ご自由にお使いください。

図書館へのご意見、ご要望がございましたら下記のアドレスまでお願いします。

e-mail:library@naramed-u.ac.jp

編集・発行

奈良県立医科大学附属図書館
内線:2293
e-mail:library@naramed-u.ac.jp

お問い合わせ

公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 教育支援課 医学情報係

奈良県橿原市四条町840番地

電話番号:0744-23-9981

ファックス番号:0744-23-3273