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更新日:2023年8月16日

ニュースレター第153号

附属図書館ニュースレター

No.153/2023.8.

利用者各位

立秋の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。『ニュースレター』第153号をお届けします。

目次

  1. 【寄稿】筑摩書房刊『太宰治賞2023』に候補作として掲載されました
  2. 「医書.jp」大量ダウンロードにご注意ください
  3. 令和5年度学生用指定図書の推薦を受付中です
  4. 8月の図書館ウェビナーのご案内
  5. 新着EBOOK・図書(2023年7月受入分)
  6. 『Tea Break』vol.132 ~ 細菌ホテル ~

 

1.【寄稿】筑摩書房刊『太宰治賞2023』に候補作として掲載されました

寄稿 医学科6年 西井貴恒 ~『太宰治賞2023』最終候補作「魚の名前は0120」~

僕は今、線形代数を勉強しています。小説を構想するには、さまざまなシーンやモチーフ、言葉の形や色合いがどんな関係にあるのかを考えますが、それらは頭の中で3次元の立体として相互作用します。これを4次元以上で扱うなら、その操作は直感を超えており、数学の助けが必要です。あるいは圏論を用いてもいいかもしれませんが、やはり線形代数は必須です。圏論で描かれるダイアグラムは、脳の神経回路の図と似ています。数学が、直感的な想像力から逸した構造を扱える一方、脳科学や認知科学は、我々の感覚や思考が常識的な人間観とは程遠い在り方をしていることを示します。これらの学術は、我々の生活感覚とはだいぶ距離があるようで、両者を近づけるにはかなり大層な専門知が求められます。対して、文学をはじめとした表現物はときに、これこそが自分の生そのものだとの直感を受け手へ端的に与えます。もちろんそれは錯覚にすぎないでしょう。ですが、生の実感そのものが錯覚の集合体だとも言える。誤解を恐れずに述べると、間違いの集合体が我々の魂であり、魂に走るいくつもの亀裂が縫い合わされているおかげで、生活の平穏は保たれる。話を戻すと、表現物との出会いは、ときに生活の次元を超えた像を描き、平穏が覆い隠していた何かを、あなた自身のこころに実現するものです。生活のすぐ裏にひそむ、通俗とはかけ離れたものごと。それを見たいと思うことが、僕の原動力の全てです。

*2Fメインデスク横に常時展示[請求記号913.68-Daz]に配架

2.「医書.jp」大量ダウンロードにご注意ください

国内電子ジャーナルパッケージ「医書.jpオールアクセス」は、多くの方にご利用いただいています。8月4日に学内で大量ダウンロードが発生し、全学的にアクセスが一定時間ブロックされました。短時間に大量のDLがあると、不正アクセスとみなされ全学的に利用できなくなります。Edge・Chromeなどのブラウザ先読み機能や、EndNote・Mendeleyなどの本文入手機能による一括DLでも同じようなエラーになってしまうので、利用にはくれぐれもご注意ください。

3.令和5年度学生用指定図書の推薦を受付中です

講義に関連する必読本、チュートリアル教育に役立つ本、学生に読んでほしい本等図書館に必要と思われる本を各教室の先生方に選定していただいてます。
選定された本は「指定図書」として図書館の蔵書に加わります。例年、多種多様な本を選定していただき、図書受入担当者も楽しみにしております。
今年度の指定図書は9月中旬頃に順次発注し、9月下旬以降の貸出開始の予定です。
それまで待てないと思った皆様に朗報です!過去の指定図書一覧はホームページにて公開されています!こちらもぜひご覧ください!

4.8月の図書館ウェビナーのご案内

【第1回】8月23日(水)17時30分~18時
選書アンケート結果報告
5月に実施した感染症・抗菌薬関連図書の選書アンケート結果について/パスファインダーとは
【第2回】8月30日(水)17時30分~18時
インパクトファクターの調べ方
図書館ホームページからの見方/インパクトファクターの調べ方/データのダウンロード方法

※事前申し込みは不要です。参加方法の詳細については、学内一斉メール「【図書館ウェビナー】8月のご案内」をご覧ください。
ウェビナー動画はウェビナー開催後にウェビナーアーカイブ(外部サイトへリンク)でもご利用いただけます。

5.新着EBOOK・図書(2023年7月受入分)

2023年7月分の新着図書リストを作成しました。

6.『Tea Break』vol.132 ~ 細菌ホテル ~

かわいい絵本が配架されていました。その名も「細菌ホテル」。かわいい大腸菌のイラストと一緒に、体の中にいる細菌の働きを学んでいくことができる絵本です。細菌と聞くと思わず抵抗がありますが、栄養を吸収できるようにしてくれたり、消化できないものを分解してエネルギーに変えてくれたり、病原菌を追い払ってくれたりしているんですね。医学知識のない人間の頭にも入ってきやすいので、一般の方への説明にも使えそうな気もします。意外と働きものの細菌達のこと、絵本を読んでもっと知ってくださいね。(K)

*選書アンケートの感染症・抗菌薬関連図書として2Fメインデスク横に展示後、2F閲覧室南側単行本コーナー[請求記号726.6-Kim]に配架

編集後記

8月と聞いてまず思い浮かべるのは「夏休み」でしょうか?子どもの頃、大きくなるにつれて、たくさんあった「夏休み」がどんどん少なくなり、大人になったらたくさん好きなときに休めるかと思っていたら、そうはいかなかったということを夏になる度に思い出します。皆さんは「夏休み」にどんな思い出がありますか?今回のニュースレターでは、本学の学生さんが筑摩書房刊『太宰治賞2023』に候補作として掲載され、寄稿文をお願いしました。文学を満喫する夏もいいかもしれませんね。異常に暑い今年の夏ですが、熱中症には十分に気を付けながら、それぞれに思い出に残る「夏休み」をお過ごしください。

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e-mail:library@naramed-u.ac.jp

編集・発行

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内線:2293

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