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更新日:2022年6月7日

ニュースレター第142号

附属図書館ニュースレター

No.142/2022.6

利用者各位

向暑の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。『ニュースレター』第142号をお届けします。

目次

  1. 6月の図書館ウェビナーのお知らせ
  2. 奈良県立図書情報館との連携サービスを始めます!
  3. 2階メインデスク展示コーナー 最新情報
  4. 冷房の実施期間について
  5. 新着EBOOK・図書(2022年5月受入分)
  6. 『Tea Break』vol.128 ~ みんなとおなじくできないよ:障がいのあるおとうととボクのはなし ~

1.6月のウェビナーのお知らせ

5月に入って、本格的にウェビナーを企画・開催いたしました。第1回は、PubMedの実践編として「予後」についての臨床課題について解説いたしました。治療などの介入後の経過や結果などが焦点になりますので、アウトカムの指定が必要となります。題2回は、4月下旬にバージョンアップされた医中誌Webについて、旧版から引き継がれた基本機能の操作がどう変わったのかを中心にご説明いたしました。第3回は、RCT(ランダム化比較試験)の探し方(特定の仕方)について、PubMedとコクランライブラリーの2種のデータベースからのアプローチの方法を解説いたしました。PubMedについては、RCTやCCT文献を拾い出す検索フィルターがコクランから提唱されています。一方、コクランライブラリーでは、PubMed、EmbaseなどのデータベースからRCT及びCCCT文献だけを抽出したセントラルと呼ばれるデータベースが提供されています。これからシステマティックレビューの作成を検討されている方には必須のテーマかと思います。見逃してしまった方はアーカイブからご覧ください。

ウェビナーアーカイブ(外部サイトへリンク)は、当館トップページの「学習サポート」からもアクセスしていただけます。

さて、6月も第2週目からのスタートとなります。まずは、臨床支援ツールUpToDateの提供元からの特別セミナーを開催いたします。第3週目から第5週目にかけては、初心に戻って昨年7月に開催したPubMed基礎編をじっくり3回に分けて開催いたします。PubMedを体系的に学びたい方に最適な構成となっています。中級編は7月に予定しております。

【図書館ウェビナー】6月のご案内

【UpToDateウェビナー】6月8日(水曜日)17時30分~18時(ウォルターズ・クルワー社主催)

臨床支援ツール「UpToDate」特別セミナー

臨床疑問を挙げて、UpToDateをどのように使うか順序だてて説明します。(Teams)

【第1回】6月15日(木曜日)17時30分~18時

PubMed基礎編①

PubMedとは/データ構成/キーワードの入力/論理演算子/自動マッピング/データ整備状況/検索結果の表示

【第2回】6月22日(水曜日)17時30分~18時

PubMed基礎編②

絞り込みフィルター/検索結果の出力/My NCBI(個人向け無料サービス)

【第3回】6月29日(水曜日)17時30分~18時

PubMed基礎編③

Advanced画面/フィールドタグ

※事前申し込みは不要です。参加方法の詳細については、毎週ご案内する学内一斉メール「【図書館ウェビナー】6月のご案内」をご覧ください。

2.奈良県立図書情報館との連携サービスを始めます!

令和4年度より、奈良県立図書情報館(以下、情報館)で貸出された資料の返却を当館でできるようになりました。
返却希望の方は、情報館の資料を2階メインデスクまでご持参の上、所定の手続きを行ってください。
返却BOXへは絶対に返さないでください。返却者の特定ができない上に資料汚損の可能性があるためです。

また、情報館の資料も当館を通じて、送料無料で貸出可能になりました。貸出希望の方は、Myないとサービスから「貸借依頼」のお申し込みをしてください。
※但し資料の到着には1週間ほどかかりますことを、予めご了承ください。

皆様のご利用をお待ちしております。

問合せ:図書館相互貸借係(内線2392、2292)

3.2階メインデスク展示コーナー 最新情報

2階閲覧室メインデスクにて、過去2年間の「Tea Break」で紹介された本を展示しています。ニュースレターのコーナーのひとつである「Tea Break」では、主に当館スタッフが月替わりで本を紹介しています。当館所蔵の本を紹介していますので、気になる本がありましたら、是非図書館で読んでみてください。紹介されている本はジャンルが多岐に渡っています!

また、以下の本は「Tea Break」で紹介された電子ブックです。

 Maruzen eBook Library

電子ブックは学内ネットワークでのご利用に加え、リモートアクセスも可能です。詳細は、ホーム>オンラインリソース または ホーム>学習サポートをご覧ください。

医療や看護の専門書がメインの図書館ですが、勉強や仕事の合間に一息つける読み物も揃えています。おやつとお茶を用意してあなたの"Tea Break"のお供となる一冊を図書館で探してみませんか?

4.冷房の実施期間について

今年の冷房の実施は、下記のとおりです。ご留意のほどよろしくお願い申し上げます。

【エネルギーセンターからの全館冷房】

実施期間:6月1日(水曜日) ~ 9月20日(火曜日)
時間:8時00分 ~ 17時15分
*期間中であっても外気温が22℃以下の場合は、稼働いたしません。

【図書館設置のエアコン】*リモコン設置場所

2階:閲覧室から書庫へ向かう階段の壁際(南北2カ所)
3階:視聴覚室、視聴覚PCルーム(ドア付近各1カ所)
*全館空調が稼働していない場合のみ使用可。
 使用後は、電源を必ずお切りください。

5.新着EBOOK・図書(2022年5月受入分)

2022年5月分の新着EBOOK・図書リストを作成しました。

6.『Tea Break』vol.128 ~ みんなとおなじくできないよ:障がいのあるおとうととボクのはなし ~

学習障害や発達障害などは外見からはわかりにくく、周囲の人たちの理解を得にくい面があります。年齢を重ねるにしたがって、ほかの人たちとの違いを感じて人知れず悩みを深めてしまいます。その家族にとっても本人のつらさを感じ取ることは困難です。

この絵本はタイトルが物語っているように、障害を持つ弟のお兄ちゃん目線のお話しです。「おとうとがすき。でもいっしょにいると、ボクのこころはグチャグチャになる。こんなふうにおもうボクはダメなこ?」と始まります。"ボクのこころはグチャグチャ"という表現が要所に出てきます。兄の心の葛藤を表す端的な表現だと思います。

当初は弟を疎ましくさえ感じたときもありましたが、ある日、弟の真の悩みを知ることになります。それからは弟を注意深く見守り、弟の気持ちがわかるようになっていきました。そして、最後に弟に言った言葉に胸が熱くなりました。

作者は小児科医で自身の体験を元に書かれたものです。短いページの中に、心の葛藤が濃縮されています。(S)

*2階閲覧室南側 闘病記文庫[請求記号 小児E-Yua]に配架

編集後記

もう夏の到来?と思えるほど、すっかり暑くなってきましたね。寝苦しい夜も多く、早くもバテ気味という方もいらっしゃるでしょうか。そんなあなたにオススメなのが、学内の図書館のカウンターから、直接現地へ行かなくとも奈良県立図書情報館の本を貸出・返却できる連携サービス!当館は専門図書館のため、教養系の一般書は少な目なのですが、図書情報館との連携でそこをカバーしていけたらと思っています!もちろん、現地で綺麗な空間を楽しみつつ、借りた本を当館で返却だけという利用の仕方も可能。上手に使って、皆さんの読書生活を充実させてくださいね。

記事または図書館に関するご意見、ご感想がございましたら、下記のアドレスまでお寄せください。

e-mail:library@naramed-u.ac.jp

編集・発行

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    e-mail:library@naramed-u.ac.jp

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